那須烏山市の大規模養豚場で県内4例目の豚熱が確認されたことを受け、県では23日から国内最多となる約5万4千頭の殺処分を始めました。

また午後には農林水産省などの疫学調査チームが養豚場に入り感染経路の解明に向けた調査を行いました。

確認のきっかけは匿名の情報提供でしたが、養豚場の関係者はブタの大量死について「熱中症などの疑いだと思っていた」としています。

家畜伝染病予防法では平常時より死亡頭数が増加した場合は速やかに都道府県に届けるよう義務付けていますが、県によりますとこの養豚場では直近の1日当たりの死亡頭数が平常時の1.5倍に増えていたということです。