夏の県大会11連覇を狙う王者作新学院とノーシードながら5年ぶりの準決勝にコマを進めた國學院栃木の対戦。

初回、國栃の2年生エース盛永が作新打線を3者凡退に抑えると、そのウラ、作新先発のエース横尾もきっちり3人で抑えます。

すると試合が動いたのは4回でした。國栃は連打で1塁3塁のチャンスを作ると、今日4番に昇格したキャプテン・平井。國學院栃木が先制点を挙げます。

中盤にも追加点を奪い國栃の3点リードで迎えた最終回。ここまで國栃・盛永に4安打・無得点に抑えられていた作新打線が底力を見せます。

連打でノーアウト満塁とすると、4番・齋藤。犠牲フライでまずは1点。さらに、チャンスはつづき、5対3と逆転。作新が王者の貫禄を見せつけます。

追い込まれた國學院栃木は、1番・原野の殊勲の2点タイムリーで試合を再び振り出しに戻します。

試合は延長戦へ。すると10回の裏でした。

國栃の打席には、先制のタイムリーを放ったキャプテン・平井。國栃が今大会2度目となる劇的なサヨナラ勝ちを収め、作新学院の11連覇を阻止。37年ぶりの甲子園出場をかけて24日の決勝にのぞみます。