3年ぶり観客の前で…那須烏山で山あげ祭始まる
那須烏山市で460年以上の歴史を誇る野外歌舞伎「山あげ祭」が、3年ぶりに観客を迎えて22日から24日までの日程で始まりました。
新型コロナウイルスの影響でおととしは戦後初めての中止、去年は無観客開催になった「山あげ祭」。3年ぶりに観客を入れての開催とあって、今年の当番町、元田町の若衆は気持ちが入っていました。
山あげは「山・鉾・屋台行事」のひとつとしてユネスコ無形文化遺産に登録されています。3日間の本番初日の22日、「将門」という演目で祭りはスタートしました。
公演はコロナ禍前とほぼ同じ3日間で17回。最大で10メートルを誇る「山(はりか山)」が変化する場面はこの演目のハイライトです。
会場には例年通りさじき席が用意されましたが、感染防止のため座席の数を半分に減らし間隔を開けて配置しました。それでも「国内最大級の野外歌舞伎」の雰囲気はこれまでと変わらず、舞台関係者も集まった客も夏の伝統の祭りを楽しんでいました。