自動運転バス実証実験始まる 那須町
栃木県は2025年度に自動運転バスの本格的な運行を目指しています。
その実証実験が24日から那須町で始まるのを前に22日、出発式が行われました。
観光地・那須の景観に溶け込むグレーのボディーにイチゴ柄のラッピングが特徴的な小型の自動運転バスです。
県では、2021年度から自動運転システムを導入した路線バスの実証実験を始め、県内10カ所で行う予定になっています。
5カ所目になった那須町では、24日からの運行開始にあたり22日、出発式が行われました。
運行ルートはJR黒田原駅を始発と終点に、町内の商業施設や公共施設を巡る、1周およそ1.6キロメートルの道のりです。
車内にハンドルはなく、設置されているパネルを操作することで目的地を設定します。
走行速度は時速20キロ未満で、車両位置を正確に特定する技術や、障害物や歩行者などを検知する技術などを組み合わせることで、安全な運行を実現しているということです。