栃木県内の新型コロナウイルスの1日あたりの新規感染者が3日連続で過去最多を更新し、これまでにないペースで感染が急拡大していることを受け福田富一知事は22日、臨時の記者会見を開き、改めて感染対策の徹底やワクチン接種を検討するよう呼びかけました。

栃木県によりますと、県内の新規感染者は、この3日間で5,772人にのぼり、今月の陽性者数の4割以上を占めています。これは、今年2月の第6波のピーク時に記録した3日間で3099人の約1.9倍。

今月上旬には5%ほどだった病床使用率は、医療機関によっては、一般の医療提供に影響が出る30%が目前の28.6%となっています。

また、より感染力が強いとされる BA.5系統への置き換わりは直近の調査で、75%ほどまで進んでいます。

この一方で、社会経済活動を維持していくために、政府は濃厚接触者に求める自宅などでの待機期間を原則7日から5日に短縮することを決めました。県もこれに倣い運用を始めます。