持続可能な社会へ ペットボトルを半永久的にリサイクル 鹿沼市とサントリーなどが協定
持続可能な社会に向けて鹿沼市は使用済みのペットボトルを回収して再びペットボトルにする水平リサイクルに向けた協定を栃木県内で初めて、飲料メーカー、リサイクル事業者と結びました。
鹿沼市が協定を結んだのは、サントリーホールディングスとサントリー食品インターナショナル、それに鹿沼市内に本社を置くリサイクル企業のジャパンテックです。
プラスチックごみが環境問題として大きくクローズアップされる中、ペットボトルは国内では回収率96.7%、リサイクル率88.5%とほとんどが再利用されています。
ところがリサイクルされたペットボトルは食品トレーや衣類に加工された場合、みたびリサイクルされることはなく焼却処分されてしまいます。
これをペットボトルの原料に再利用する「ボトルtoボトル」にすれば『半永久的』にリサイクルされるということです。市民がごみ出しする時の方法はこれまでと変わりません。
鹿沼市では去年1年間に220トン、ペットボトル換算で1100万本が消費されていて、今回の県内初の取り組みではCO2削減効果も期待できるということです。