事件・事故現場での対応力向上へ 警察官が通信技術の正確さや早さ競う
事件や事故の現場と警察署をつなぎ、無線で現場の状況を伝える通信指令の技術を競う大会が21日、宇都宮市の栃木県警察本部で開かれました。
この大会は県警察本部が事件や事故が発生したときに的確にすばやく情報を伝える通信指令の技術向上を目的に行っているもので、コロナの影響で3年ぶりの開催となりました。
競技はパトカーから現場の状況を伝える警察官と、その情報をもとに指令を出す警察官の2人1組で行われ、21日は県内の警察署や機動警察隊の18チームが参加しました。
キャッシュカードをだましとられる特殊詐欺事件を想定した競技では現場に到着した警察官が被害者から聞き取った犯人の特徴を無線で警察署などに報告します。
情報を受けた警察官は犯人の特徴をもとに周囲を捜索するように手配しました。
出場した警察官たちは本番さながらの緊迫した雰囲気の中で、日ごろの訓練の成果を発揮していました。