海の現状を伝え、未来へつなぐプロジェクトを進めている日本財団は15日、海と日本人に関する意識調査の結果を発表しました。

今月15日に東京都内で行われた記者発表会には、笹川陽平会長や「海と日本プロジェクト」を創設した海野光行常務理事が登壇しました。

海と日本人に関する意識調査は、海に囲まれた日本でその恩恵を受けている日本人が持っている意識や行動の実態を明らかにすることを目的に2年に1度実施しています。今回は、すべての都道府県の15歳から69歳の男女合わせて1万1,600人から回答を得ました。

それによりますと、45%の人が、この1年一度も海に行かなかったと答えた一方で、7割以上が「海に行きたい」と考えていることが分かりました。

コロナ前と比べて屋外での活動が4割減少したという結果も出ていて、コロナ禍による外出控えが海への訪問頻度を下げた一因となっています。

栃木県が関係する設問を見てみますと、海への愛着度で栃木県は47位中46位、また、海で遊ぶことなど体験が好きかどうかを問う設問では37位でした。

日本財団ではコロナ禍がさらに長引くことを考えて海に行かなくても海を感じられるよう海との新たな関係作りも視野にプロジェクトを進めていくということです。