「誰かのキャリアを台無しにしていたかも」突如ピッチに“穴”が空く…UNLでのトラブルに相手指揮官も不満「選手にとって危険」

写真拡大

6日に行われたUEFAネーションズリーグ(UNL)2022-23のリーグA・グループ1第2節、オーストリア代表vsデンマーク代表の一戦で、波乱が続いた。イギリス『サン』が伝えている。

エルンスト・ハッペル・スタディオンで開催された試合は、停電による遅延によって1時間30分遅れでのキックオフに。観客がスマートフォンの照明を使ってピッチを照らすなどいきなりのトラブルとなる。

試合は27分にデンマークのMFピエール=エミール・ホイビュルクが先制のゴール。67分にオーストリアのMFザヴェル・シュラーガーが同点のゴールを沈めるも、84分に途中出場のデンマークDFイェンス・ストリガー・ラーセンが見事なシュートで決勝ゴール。デンマークが勝利を収め2連勝を飾った。

だが、試合後にはまたもトラブルが発生。センターサークル内の芝生が陥没し、ガッツリと大きな穴が空いてしまったのだ。

試合終了後だったために大きな問題にはならなかったものの、好奇心で選手たちが足を踏み入れる場面もあった。

デンマークのカスパー・ヒュルマンド監督は試合後、ピッチコンディションに怒りをあらわにしている。

「ピッチの真ん中にあるあの大きな穴の写真を見たよ。選手にとっては危険なものだった。フィールドは本当にひどく、動くのが困難だった」

「流砂の中に落ちたようで、完全に狂っている。ウォームアップで気づいたが、芝生を踏めば踏むほど難しくなっていったんだ。」

また、デンマークのFWアンドレアス・スコフ・オルセンも「あの穴は誰かのキャリアを台無しにしていたかもしれない。幸いなことにそうはならなかった.」と不安と安堵を口にしている。