新学期が始まり、慌ただしい毎日を過ごしている人も多いのでは? 今回は、“無理せず暮らしを豊かにするための工夫を重ねている人”を応援する「ESSE暮らしグランプリ2020」でグランプリを受賞したほそこしさんに、暮らしをラクにするために「やめたこと」を3つ教えてもらいました。

無理をしないで暮らすためにやめた3つのこと

ほそこしさんは、夫と子ども3人の5人家族。家事のやり方を見直す前は、部屋にものが散乱し、すべての家事を自分で抱えていたためにヘトヘトになっていたそう。ですが、今は家事の固定概念をなくしたことで、暮らしがうまく回るように。

スキンケアはここまでシンプルでも十分!<写真>

そんなほそこしさんが、やめて暮らしがラクになったことを3つ紹介します。

●(1) 必要以上に生活感を隠すこと

家族全員が使いやすく片づけやすいようにハードルを下げておく方が、各自で整えてくれるので負担が減り、ラクできます。

例えば、掃除機は廊下に出しっぱなしにし、取りかかりのハードルを下げています。それにより、長男は自室の掃除をする頻度が上がり、夫も気になったところをササっと掃除するようになりました。

 

2人の小学生の子ども達には「やることボード」を作成し、各自で取り組んでもらうスタイルに。必要に応じて声がけをすることはありますが、多少のことは大目に見ています。もしできなくて自分が困っても、失敗から学べるので、成長するきっかけになります。

ボードとマグネットはSeriaで購入しました。マグネットの色がかわいく、気に入っています。

また、習い事のバッグや、ふだん読む本などもリビングに置き場をつくり、子どもが自分で出しやすく、片づけやすいようにしています。

こちらもフックはSeriaの「石膏ボード用フック」を使用しています。耐荷重7Kgまでと、重さのあるものでもかけられるので、重宝しています。

●(2) 頻繁に買い物に行くこと

少ないもので暮らすために、ストックを多くもたないようにしていた時期もありました。ですが、防災備蓄としても必要ですし、ストックをもつことで買い物に行く頻度が減ったことで、買い物にかかっていた時間をほかのことにあてられることに気がつきました。

最近の買い物のルーティンは、日用品はネットで大量にまとめ買い、スーパーは週1回にしています。

今まで買い物にあてていた休日を、リフレッシュや趣味の時間に使えるようになりました。また、長引くコロナ禍の生活で外出を減らすためにも買い物の仕方を見直してよかったと感じています。

●(3) 過度なスキンケア

シミにはこれ、シワにはこれとお風呂上りに様々なクリームを使っていたこともありますが、顔、口、髪、手、全身すべての保湿に万能な商品を使うように。それにより、時短にもなり、洗面所に置くものも減りました。

コロナ禍で色々な価値観が変わり、若いころにもっていた、より細く、よりおしゃれにといった価値観がなくなりました。しっかりと仕事をして、しっかりと食事をして、しっかりと睡眠をとり、シワシワの笑顔でも年相応に健康的な肌でいられたらそれがベストだと思うようになりました。やめてから、むしろ肌の調子もよくなりました。

●やらなきゃいけないことを手放してみる

やらなきゃいけないと思っていたことをやめたことで、家族で過ごせる時間が増えたり、自分を見直すきっかけにもなったほそこしさん。ぜひ参考にしてみてください。