街ゆくおしゃれさんのファッションを、すてきなイラストで分析する「東京おしゃれ図鑑」。今回の舞台は、「行楽、食べ歩き、芸術鑑賞も! 人気の観光地・上野」。旬なファッションやメイクのイラストがインスタで20万人のフォロワーに愛されているヤベミユキさんが描きます。

60代と30代、上野で光った大人カジュアル<東京おしゃれ図鑑vol.6>

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3月下旬
最低気温 9℃ 最高気温 11℃
曇り

双子パンダで大人気の上野動物園がある上野公園をはじめ、食べ歩きが楽しめるアメ横、美術館、博物館などもあり、東京で人気の観光地・上野。
お花見シーズンということもあり、上野駅には10代の学生さん〜70代のマダムまで、行楽ファッションに身を包んだ様々な年代の方が行き交っていました。

どの年代も共通して人気があったアイテムがウインドブレーカーなどの薄軽アウター。軽量で春らしさが出るのに、防寒にも優れているので、長時間野外で過ごすお花見にはピッタリ。
この薄軽アウターを中心としたカジュアルファッションが、年代によって様々で興味深かったです。今回は60代と30代のお二人をキャッチしてきました。

 

●60代マダムの大人の行楽コーデはきれい色でエレガントに

上野公園付近の桜並木ですれ違った60代マダム。ピンクの桜並木にライムイエローのアウターが映えていて、思わず目で追ってしまいました。

ナイロン素材のウインドブレーカー、パンツにスニーカーというカジュアルアイテムで構成されていますが、ライトグリーン×ボルドーのカラー使いやパールをプラスしたりと、エレガントにまとめているのがお見事。

ほかにも、アクセサリーやスカーフを巻いて、カジュアルファッションを品よく仕上げているマダムをたくさん見かけました。
その中に、ベーシックなベージュのウインドブレーカーに、スカーフ柄のマスクをポイントにしている方もいてとても目を引き、かわいかったです。

●甘辛ミックスの30代ママコーデ

上野駅構内で見かけたのが、甘辛コーデが目を引いた30代くらいの子連れママ(3人のちびっ子を連れていました)。

黒のマウンテンジャケットにユニセックスな深緑のバックパック、ひっつめお団子ヘアにはハイライトが効いているのもかっこいい。そこに赤の小花柄パンツを合わせて甘さをミックス。赤と緑の対比もいいなと思いました。
足元はアディダスのスーパースターを合わせて、鮮やかな赤の三本ラインがポイントになっていました。

どの年代にも共通していたのがカラー使い。ついつい機能性重視で地味になりがちな行楽コーデも、鮮やかなカラーをうまく使うとテンションが上がるし、写真映えもバッチリですよね。

 

今回、上野公園からアメ横、と、ぐるり気ままに散策したのですが、目についたのがパンダスイーツの数々。パンダパンにパンダケーキ、パンダだんご、とあまりのかわいさに目がハートに。
気がつけばファッションリサーチもそこそこに、パンダスイーツ探しに夢中になり、子どものためと理由をつけては、おみやげをたくさん買って帰りました。

次回の「東京おしゃれ図鑑」もお楽しみに。

 

※「東京おしゃれ図鑑」は街ゆく人のファッションをヒントに独自のアレンジを加えて掲載しております。