家族の「あれどこ?」がなくなる。みんなが分かりやすい“ラベリング収納”のコツ
「〇〇どこにある? 〇〇ないの? と、ものの場所をいちいち聞かれて面倒…」なんてお悩みはありませんか? そんな片づけに関するお悩みを、整理収納アドバイザー親子としてTV・雑誌で活躍する、清水幸子さん&麻帆さんが解決。家族みんながものの定位置を把握しやすい収納づくりのコツをご紹介します。
ラベリング収納で「〇〇どこにある?」がなくなる
「〇〇どこにある? 〇〇ないの? って全部、私に聞かないで!」という読者のお悩みを清水親子が、親と子の両目線で解決。
まずは、だれが見てもわかる収納にすることが基本。
「分類→定位置→ラベリングの流れで収納システムをつくれば場所を聞かれることもなし!」(幸子さん)
「とくに家族共用のものにラベルは有効。文房具や書類などがラクに元に戻せます」(麻帆さん)
【ラベリングすると“最速”で片づくワケ】
・どこになにがあるかが一目瞭然
・戻す場所が明確だから散らからない
●ラベル・ナンバリング・色分けでだれが見てもわかる
文房具や書類、夫婦の衣類は押し入れに収納。
「すべての引き出しやボックスにラベルやナンバーをはって、どこになにがあるかわかるようにしています」(幸子さん)
●Q:家族間で同じものはどうラベリングすればいい?
A:色分けがおすすめです
「家族のマイカラーを決めておくといいですよ。父は青、母は黄色、私はピンク。電源コードもキャンドゥの『歯ブラシマーク』で色分けしたら間違えなくなりました」(麻帆さん)
●戻す場所をラベリングすると片づく
掛けて収納している衣類は、ハンガーラックに100円のPPシートでつくったアイテムタグで仕切りを。
「考えずに戻せてラク。さらに人別の色マーカーで自分のハンガーも行方不明になりません」(麻帆さん)
●1ジャンル1ボックスなら家族全員にわかりやすい
洗剤、シャンプーなどの消耗品は、1つの箱に、1ジャンルだけにして分類し、洗面台の下に収納。
「必要なものがすぐ取り出せます。ラベルをはると在庫確認もスムーズ」(幸子さん)
●病院グッズは人別にラベリング
保険証、診察券、おくすり手帳は人別に分け、ファスナーポーチで1人分ずつ整理。
「ファスナーの色を分けて、ラベルもはっておけば急な事態でも間違えません」(幸子さん)
●カゴにはプラタグを!
シールがはれないカゴには、工作用のプラ板でつくった自作タグを。
「ラベルテープを上からはり、麻ひもを通して結べば完成。アイテム変更したときも簡単にはり替えられます」(麻帆さん)
●Q:ラベルがきれいにつくれない…
A:スマホでできる「ラテコ」がおすすめ
「手書きが苦手でも、ラベルメーカーを使えば見た目もきれい。最近愛用しているのはカシオの『ラテコ』。スマホから入力できて手軽です。テープはつめ替え式で、カートリッジのゴミが出ずエコ」(幸子さん)