菊池桃子がハロー!プロジェクトの熱狂的ファンであるゲストハウスのオーナーを演じる連続ドラマ『真夜中にハロー!』。毎話、モーニング娘。’22、アンジュルム、BEYOOOOONDSといったハロプログループのメンバーがドラマ内でパフォーマンスを披露し、大きな話題を集めている。


そして3月25日、4月1日に配信されるdTVオリジナル『真夜中にハロー!〜女の園は出汁の香り〜』には、ハロプロ研修生同期組としてアンジュルムの川村文乃、橋迫鈴、BEYOOOOONDSの西田汐里、山粼夢羽が出演。AKB48の柏木由紀がゲストヒロインとして登場するという豪華な内容となる。


出演者の川村・橋迫・西田・山粼の4人に、今回のオリジナルストーリーの魅力や、同期メンバーならではのエピソードトークを披露してもらった。


──まず『真夜中にハロー!』のオリジナルストーリーで研修生時代の同期が集まることを聞いた時の心境を聞かせてください。

西田

同期でお仕事をいただく機会はハロー!プロジェクト内でもなかなかない中、私たちを選んでいただけたことがすごくうれしかったです。ドラマへ出演すること自体があまりない機会ですし、せっかくスポットライトを当てていただいたので、私たちが同期であることを知らない方にも私たちの関係性を知っていただきたいなと思いました。


山粼

この研修生同期メンバーが大好きなので「いつか同期でお仕事をしたいな」とずっと思っていました。ドラマは形に残るものなのですごくうれしいです。普段、みんなで集まる機会が多いわけではないので「一日中同期でお仕事ができるんだな」と撮影の日が楽しみでした。


橋迫

みんなで集まった時に「イベントをしたいね」と話したりもしていました。一緒にお仕事をするという夢が叶って、私もうれしかったです。本人役でドラマを撮影できることもうれしかったですね。


川村

最初は橋迫と川村で出演と聞いていたので、その後で研修生同期での撮影と聞いてすごくうれしかったです。研修生時代、みんなで揃ってパフォーマンスを披露する機会もなかなかなかったので、ずっと集合写真を撮り続けていたことを覚えています。


──『真夜中にハロー!』の魅力はどんなところだと思いますか?

川村

毎週どのメンバーが出てくるのか、そしてどんな曲をパフォーマンスするのかわからないところが楽しいところだなと思います。また、普段ライブパフォーマンスをするのとは違って、曲の間にセリフがあったり、小道具を持って歌ったりする部分も面白いなと思います。ドラマの中でパフォーマンスをするのは今までやったことがなかったので新鮮です。毎週ハロー!プロジェクトのメンバーをドラマで見られるのはすごくうれしいですね。


──これまでの放送回で印象に残っている回はありますか?

橋迫

私はアンジュルムの先輩方が出ている5話です。ベンチ(ビーチチェアかも?)に座って休憩しているシーンや縄跳びをしているシーンが、他のグループにはないアンジュルムらしさですごく面白いなと思いました。


山粼

オーディションからグループに加入した方たちが出ていた2話にBEYOOOOONDSのメンバーが3人出ていたので、ドキドキしながら見ていたんですけど、やっぱり同じグループの子たちにはなぜか親のような目線になってしまいます(笑)。テレビで演技している姿を見て「かわいい!」「頑張ってる!」と思いながら見ていましたね。


西田

モーニング娘。’22さんが「ジェラシー ジェラシー」を歌われていた3話の、加賀楓さんのセリフがすごく印象に残っているんです。研修生として長く活動してきた加賀さんが、ずっと夢を諦めずに研修生活動をしてきて、夢が叶ったというニュアンスのセリフがあったんですが、これはハロー!プロジェクトが好きでないと書けないセリフだと思うので、脚本に愛を感じました。加賀さんが言うからこそ出る深みもあって、グッときました。


──今回のオリジナルストーリーには柏木由紀さんが出るんですよね。柏木さんはハロー!プロジェクトのファンということですが、出演されると聞いた時はどう感じましたか?

西田

「あの柏木由紀さんが?」とびっくりしました!テレビで見ていた存在というか、私たちが小さい頃から活躍されているイメージがあったので、お会いする日はすごく緊張しました。私たちに対してもすごく丁寧で、深々と挨拶してくださった姿がすごく印象に残っています。やっぱり芸能界で長くご活躍されている方なので、礼儀を大事にしていらっしゃるんだなと身を持って感じました。柏木さんにお会いして「こういう方が長く芸能界を続けて活躍されていくんだな」と思ったので、一緒に出演できて学べたことがすごく多かったです。


川村

みんなで輪になって話す休憩時間があったんですけど、その時にAKB48さんとハロー!プロジェクトの違いをお話しました。振り付けの手順や歌割りなど、様々な部分に違いがあるんだなと驚きました。


──この同期メンバーに、共通点のようなものはありますか?

川村

みんな自分をしっかり持っていて、理想のアイドル像というか、なりたいビジョンがすごくはっきりしているなというのは、研修生の頃からしっかりあって、今も変わらない部分ですね。キャラがしっかり立っていて、紹介しやすいなと思います(笑)。


西田

今回のドラマでも「鈴ちゃんは国民の孫だもんね」というセリフや、私に対する「あざといよね」というセリフがあったり、文乃ちゃんはブリをさばいていて、夢羽ちゃんはドラえもんが好きなんですけど、そういうのが台本に組み込まれていたりするんです。たしかに、これは本当にキャラが立っているからできることなのかなと思います(笑)。


──同期の印象深い思い出はなにかありますか?

川村

研修生になって初めてのレッスンで、初めて会社に行ったんですよ。そしたら入り口がわからなくて、入れなかったんです。研修生の先輩たちはもうスタジオに入ってらっしゃったので、どうしようとドタバタとしていたら、西田汐里ちゃんのお父さんがやってきて。やっぱり大人なのでしっかりしていらっしゃって、ちゃんとインターホンを鳴らして「今日から入る研修生ですけど...」って説明してくださって(笑)。もしその時、お父さんがいなかったら、私たちは遅刻して初日から怒られていたはずなので、本当に感謝しています。


──それは危ないところでしたね(笑)。最後に改めて、今回のオリジナルストーリーの個人的な見どころを教えてください。

西田

オリジナルストーリーだけでなく本編でもそうなんですが、ちょっとした小ネタが入っていたりするんです。例えば私はお漬物が好きと言っているので、どこかでぬか床の壺が出てきちゃったり(笑)。小ネタにもぜひ注目してもらいたいなと思います。


山粼

同期で出演させていただいていたことで、緊張しながらも安心して素を出しながら撮影に挑めたので、ドラマ内でも普段の私たちの姿を皆さんにお見せできるんじゃないかなと思います。まばたきせずに見てください!


──まばたきせずに!

山粼

なるべく(笑)。


橋迫

アンジュルムのリーダー・竹内朱莉さんから耳打ちをされて、私がちょっと毒を吐くみたいなシーンがあるんです。それを“ブラック鈴ちゃん”と言われるんですが、ブラックな私にも注目してほしいなと思います。


川村

オリジナルストーリーのタイトルを今日知ってびっくりしたんです。「女の園は出汁の香り」って、 “出汁”の主張がすごいなと思って(笑)。たぶん出汁は私が関係していると思うので、出汁の香りを感じつつ(笑)、「お腹空いてきたな」と思ってもらえたらうれしいなと思います。お魚を私がさばいているので、その部分にも注目してもらいたいです!

 

取材・文・撮影:山田健史


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【dTVオリジナル「真夜中にハロ―!〜女の園は出汁の香り〜」配信概要】

【配信日】 2022年3月25日(金) 、4月1日(金)

【出演】 菊池桃子  

アンジュルム 川村文乃・橋迫鈴  BEYOOOOONDS 西田汐里・山粼夢羽 
AKB48 柏木由紀

【企画・プロデュース】 北野篤

【脚本】灯敦生

【監督】隈本遼平

【プロデューサー】 寺原洋平 井原梓 鈴木健太郎 山科翔太郎 高岩秀明 山田久人

【制作】 テレビ東京  BABEL LABEL

【製作著作】 「真夜中にハロー!」製作委員会