VaundyやAwesome City Club、Perfumeの新曲など、『New Music Wednesday [Music+Talk Edition]』が今週注目の新譜を紹介
毎週水曜日に更新! 話題の新曲を最速で知れる、Spotifyの人気プレイリスト『New Music Wednesday』を、ナビゲーターの竹内琢也が深掘りするポッドキャスト『New Music Wednesday [Music+Talk Edition]』。SPICEでは、同番組で紹介されている、プレイリストだけでは知ることのできないエピソードや、Spotifyのエディター(プレイリストを構成している人たち)のこだわりをピックアップして掲載。今週は、カバーを飾っているVaundyやSIRUPの新曲のほか、Awesome City Clubのニューアルバム、Perfumeのドラマ主題歌、海外からはカミラ・カベロ&エド・シーラン、オマ・レイ&ジャスティン・ビーバーなど、注目の新作11曲を紹介!
Vaundy「恋風邪にのせて」
Vaundyの新曲「恋風邪にのせて」の配信がスタート、今週の『New Music Wednesday』のカバーを飾っています。今回の楽曲は、AbemaTVの超人気シリーズの最新作『彼とオオカミちゃんには騙されない』の主題歌として使われています。90年代のJPOP的メロディーをVaundyなりに再解釈して現代のサウンドに落とし込んだ楽曲で、Twitterでは「恋風邪にのせて、この曲は出来上がった時、ヒット曲じゃなくて名曲だと確信した。それぐらい好きな曲、聞いて欲しい」など、この楽曲についての呟きを多数投稿していて思いの強さが感じられます。ジャケットデザインもVaundy自身が担当しています。同じくTwitterでは「バウンディ新曲年表作った方がいいかもしれない、それぐらいのスピード感、みんなついて来てるかい?」と投稿。2022年1月にシングル「裸の勇者」をリリース、そして2月23日(水)には同曲も収録されている4曲入りのEP「裸の勇者」もリリースしており、2022年に入っても猛烈な勢いでリリースが続いています。
SIRUP「Superpower」
2022年に入り、Ovallとコラボした「It’s all about you」や、イヤーズ&イヤーズの楽曲をリミックスした「Starstruck (SIRUP Remix)」など話題曲を続々とリリースしているSIRUP。新曲「Superpower」がリリースになり、『New Music Wednesday』にリストインしています。この「Superpower」は、アイリッシュウイスキー・ジェムソンのために書き下ろした楽曲で、ジェムソンのブランドイメージと、SIRUPの「誰もがFEEL GOODとなれる」楽曲の世界観、挑戦を続ける姿勢がマッチすることからコラボが実現されました。最近のSIRUPの曲の中でもバウンシーなトラックとなっており、プロデュースは東京とロサンゼルスを拠点に活動する3人組ヒップホップ・クルー、CIRRRCLEのメンバーでもあるA.G.Oが担当しています。SIRUPは日本の現行のソウルミュージックを特集するプレイリスト『Soul Music Japan』のカバーも飾っています。
Awesome City Club「ランブル」
Awesome City Clubの4枚目のアルバム『Get Set』がリリースとなりました。このアルバムのリリースに向け、昨年11月から7作連続リリース企画を行っており、この『New Music Wednesday M+T Edition』でも何曲も紹介していました。今回リストインしたのは、アルバムのリード曲「ランブル」で、今までになかった和風でノスタルジックな世界観の楽曲となっています。4月スタートのドラマ『吉祥寺ルーザーズ』の主題歌として使われることも発表されています。Spotifyでは、日本のロックシーンの話題曲を集めたプレイリスト『J-Rock Now』のカバーも飾っています。
Perfume「Flow」
Perfume の新曲「Flow」がリリースとなりました。この楽曲は、清原果耶主演のドラマ『ファイトソング』の主題歌に起用されており、美しいサウンドデザインが印象的。曲中のリズムとテンポが変わるサウンドは、つかみどころのない時代の空気を空に浮かぶ雲にたとえた楽曲とリンクしています。カップリングには、2021年8月に開催したライブ『Perfume LIVE 2021 [polygon wave]』で初披露し、ファンから「謎の新曲」として注目を集めていた「マワルカガミ (polygon wave live ver.)」が収録。さらに、Perfumeは今年の夏に『Future Pop』以来、約4年ぶりとなるオリジナルアルバムのリリースを発表しています。Spotifyでは、日本のエレクトロミュージックの最先端に立つアーティストを特集するプレイリスト『Electropolis』のカバーも飾っています。
スーパーオーガニズム「Teenager(feat. CHAI & ピ・ジャ・マ) 」
イギリス・ロンドンを拠点に活動する、日本人ヴォーカル・オロノが率いる多国籍メンバーによるバンド、スーパーオーガニズムの新曲「Teenager(feat.CHAI & ピ・ジャ・マ)」がリリースになりました。スーパーオーガニズムは今週、2018年のデビューアルバム『Superorganism』以来となるセカンドアルバム『World Wide Pop』を7月15日(金)にリリースすることを発表。それに合わせて今作も公開となりました。CHAIは、スーパーオーガニズムのUK/Irelandツアーをサポートするなど何度もライブで共演。ピ・ジャ・マはフランスのアーティストで、ツアーサポートなども務めています。ニューアルバムにはCHAIの他に、オロノにとって長年のアイドルだというペイヴメントのスティーヴン・マルクマス、UKのオルタナティヴ・ヒップホップ・アーティストでラッパーのディラン・カートリッジ、日本から星野源が参加することも発表されています。
SUNMI「Oh Sorry Ya」
韓国のシンガー、SUNMIの新曲「Oh Sorry Ya」が、Spotify Singlesとしてリリースされました。3月8日(火)の国際女性デーに合わせSpotify Singlesが3作品リリースされており、アジア勢では唯一の作品となります。制作過程(楽曲制作、プロデュース)を100%女性のみで行った作品をフィーチャーする『Created by Women』というプレイリストとのコラボレーション企画となり、本作品も女性のみで制作が行われています。最先端のK-Popをピックアップするプレイリスト『K-Pop Fresh』のカバーも飾っています。
RADWIMPS「うるうびと」
3月4日(金)公開の映画『余命10年』のためにRADWIMPSが書き下ろした、劇伴29曲と主題歌「うるうびと」収録の全30曲からなるオリジナルサウンドトラックアルバム『余命10年~Original Soundtrack~』が配信リリースされました。映画『余命10年』は、切なすぎる小説としてSNS等で反響が広がり続け、ベストセラーを記録している同名の小説を映画化した作品。RADWIMPSが、実写映画の音楽を手がけるのは初となり、楽曲を手掛けた野田洋次郎は撮影前に脚本を読んで「うるうびと」と劇伴の一部を作り、キャストとスタッフはその音源を聴いて同じイメージを共有しながら撮影に臨んだそう。野田洋次郎は、「間違いなくこの作品に携わったことでこの先の僕の人生を変えてくれた」とコメントしています。
カミラ・カベロ 「Bam Bam(feat. エド・シーラン)」
カミラ・カベロが、エド・シーランを迎えた新曲「Bam Bam」をリリース、先週の『New Music Friday Japan』でカバーを飾っていた2人の曲が、『New Music Wednesday』にもリストインしています。カミラ・カベロは、25歳の誕生日翌日である3月4日(金)にこの新曲をリリース、誕生日の3月3日(木)にはニューアルバム『FAMILIA』のリリース日が4月8日(金)であることを投稿しています。2人のコラボは2019年にリリースされた、コラボレーション・アルバム『No.6 Collaborations Project』収録の「South of the Border」以来で、同じく一部スペイン語で歌唱されています。歌詞では「あなたは海が大嫌いだと言ったけど、今はサーフィンをしている」など、元恋人であるショーン・メンデスとの別れを彷彿とさせています。
オマ・レイ「Attention(with ジャスティン・ビーバー)」
ナイジェリアのシンガー、オマ・レイがジャスティン・ビーバーを迎えた楽曲「Attention」をリリースしました。昨年2021年はジャスティン・ビーバーがウィズキッドとテムスの「Essence」に参加したり、エド・シーランが楽曲「Peru」でファイヤーボーイDMLとコラボするなどアフロ・ポップにとって画期的な年になりました。オマ・レイもUSツアーをソールドアウトさせ、ジャスティン・ビーバーの楽曲「Peaches(マスタークラフトRemix)」に参加するなど世界的な注目を浴びています。今回は2人にとって2回目のコラボ。オマ・レイはデビュー・アルバム『Boy Alone』を今年の春にリリース予定で、本楽曲はその中からのリード・シングルとなります。ちなみにジャスティン・ビーバーは、昨年Spotifyの月間リスナー数9000万人を突破した、史上初のアーティストとなっています。
マシン・ガン・ケリー「ay!(feat.リル・ウェイン)」
マシン・ガン・ケリーが、リル・ウェインを迎えた新曲「ay!」をリリースしました。マシン・ガン・ケリーは、ニューアルバム『born with horns』をリリースすると昨年に発表しており、コラボレーターのトラヴィス・バーカー(ブリンク182)とお揃いのタトゥー「born with horns」を入れたにも関わらず、2022年の1月31日(月)にアルバムタイトルを『mainstream sellout』に変更すると発表していました。今回リストインしている「ay!」は、このアルバムからのリードトラックとなります。加えてマシン・ガン・ケリーは、3月2日(水)に2020年のロックダウン期間にYouTubeで「Lockdown Sessions」として公開した楽曲も収録のEP『lockdown sessions』をリリース。「Smoke And Drive」を新たな歌詞にアップデートした「Roll The Windows Up (Smoke And Drive Part 2)」など、3曲が収録されています。
ASIAN KUNG-FU GENERATION「You To You(feat. ROTH BART BARON)」
3月30日(水)に 10thアルバム『プラネットフォークス』をリリースすることが決定している、ASIAN KUNG-FU GENERATION。アルバムのリリースに先駆けて、新曲「You To You(feat. ROTH BART BARON)」がリリースとなりました。ROTH BART BARONは、過去にアルバム『けものたちの名前』が、後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)が設立した『APPLE VINEGAR -Music Award-』で大賞を受賞したり、ASIAN KUNG-FU GENERATIONのライブツアーでのサポートアクトも務めています。『プラネットフォークス』には、他にもRachel(chelmico)とOMSB(SIMI LAB)が参加した「星の夜、ひかりの街(feat. Rachel & OMSB)」、塩塚モエカ(羊文学)がフィーチャリングゲストの「触れたい 確かめたい(feat. 塩塚モエカ)」など14曲が収録される予定です。
文=竹内琢也、Y.SHOGO
『New Music Wednesday [Music+Talk Edition]』とは……
毎週水曜日に、その週リリースされた注目の新曲を中心に更新される、Spotifyのプレイリスト『New Music Wednesday』をさらに深掘りするSpotify公式ポッドキャスト。この番組をチェックすると話題の新曲をいち早く、そして詳しく知ることができて、今の音楽シーンがまるわかりに。あなたの通勤、通学、スキマ時間に無料で聴くことができるので是非チェックを。また番組では、Spotifyアプリの「Q&A」からメッセージやリクエストも募集中。あなたのおすすめ曲や思い出ソングが紹介されるかも!?
今週のテーマは「あなたが好きな(もしくはその生き方に共感する)女性アーティストの楽曲は?」