バイエルンが獲得を狙っているとされるバク photo/Getty Images

写真拡大

はたして、今夏移籍市場でバイエルン・ミュンヘンは新たなサイドプレイヤーを補強してくるのだろうか。2020年夏に獲得したセネガル代表DFブナ・サールがなかなかバックアッパーとして機能していないなか、同クラブはシーズン終了後にスカッドのテコ入れを行うようだ。

そのターゲットとなっているのは、ヴォルフスブルクのドイツ代表DFリドル・バク(23)。独『Sport 1』によると、バイエルンは過去にも当時マインツに所属していた同選手の獲得に迫っていたとされるが、ここにきて再びアプローチを開始する姿勢を見せているという。

今季はここまでヴォルフスブルクで公式戦32試合に出場し、4ゴール3アシストを記録しているバク。両サイドのウイングバックやサイドバックだけでなく、チームの状況に応じて攻撃的なポジションもこなすことができる同選手。いずれのポジションでもアグレッシブに前へと出ていくプレイが際立っており、意外なところからゴールに絡む力は非常に高いと言っていいだろう。そんなバクのキャラクターはスタッツにも表れており、今季のアタッキングサードにおけるパス成功数はチーム2位となる164本を記録している。

本来であれば、バイエルンがサイドで幅広い役割を任せたかったのはブナ・サールのはず。しかし、 現地では彼に対して「なかなかクラブで結果が出ない彼はもう限界」(独『Spox』)との見方も増えてきている。であれば、そのタスクを任せる候補としてバクはこの上ない適任者と言えるだろう。はたして、バイエルンは今夏無事にこのサイドプレイヤーをチームに引き入れることができるのだろうか。今後の動向に注目だ。