1日1分で効く「ねじれ筋のばし」。下半身すっきり、気づけばやせ体質に
コロナ禍で外出の機会が減ったけど、運動量が足りてない気がする…なんて悩みがある方も多いのでは? そこで、今回はつらい運動や我慢はなしなのに、1日1分でやせ体質になる「ねじれ筋のばし」をご紹介します。
1日1分でやせ体質になる「ねじれ筋のばし」
「がんばるのはあなたではなくミトコンドリア」キャッチコピーも話題のベストセラー著者が登場。運動が苦手でもOK! 1日1分でやせる体に生まれ変わるエクササイズを教わりました。
●最強ダイエット!ベストセラー部門No.1は【おなか・おしり・太もも】に効く
「30代半ばを過ぎてやせにくくなるのは、体内のミトコンドリアが減少したから」と教えてくれたのは今村匡子先生。整骨院の院長として、21年間骨格矯正に携わるうち、あることに気づいたと言います。
「加齢とともに体の動きが小さくなると、“ねじれ筋”と呼ばれるインナーマッスルがかたく、縮こまります。これがやせにくさの原因となる、ミトコンドリアの減少につながっているんです」
ミトコンドリアとは脂肪や糖を消費してエネルギー源に変える細胞内の小器官のこと。このミトコンドリアの量が体重の増減に大きく影響しています。
「縮こまったねじれ筋をしっかりのばして刺激を与え、ミトコンドリアを増やせば、代謝が自然とアップ! ハードな運動をしたり好きなものを我慢しなくても、自然とやせ体質になれます」
ねじれ筋のこわばり改善に必要な時間は1回1分。自分のペースでできるので運動が苦手な人でも無理なく続けられます。
【ねじれ筋とは…?】
ねじれたかたちになったインナーマッスルのことです。
おもに背中やおなか、腰回りで姿勢の維持に使われる7つの筋肉を指す。ここをのばしてよく動かすことで、脂肪や糖をエネルギーに変えるミトコンドリアが増加。脂肪がどんどん燃える「やせ力」がアップ。
●まずはねじれ筋のこわばりをチェック
自分では実感しにくい筋肉のこわばり。なにげない日常の動きや、簡単なポーズで体の状態がわかります。NGポイントが当てはまっていないかチェック!
<NG>座るときにイスにペタッとお尻をついてしまう
座っているときに骨盤が起きた状態にならない人は要注意。腸腰筋が弱いために起きる状態で、血行不良に陥って腰痛やむくみの原因に。背中が丸まったり脚を組むのも危険信号。
<これが正しい姿勢>
座るとき、骨盤が起き上がった状態になっている。
<NG> 太ももを抱えて片脚で立つと重心がぐらつく
股関節がかたく、腸腰筋はじめ周辺の機能が低下している状態。冷え性になりやすく、便秘などの症状も起こりやすい。体は一直線を保ったままで、太ももがおなかにくっつくのがベスト。
<これが正しい姿勢>
片脚で立っても重心がぶれない。
●お尻・おなか・太ももに効く「ねじれ筋のばし」のやり方
二の腕や脚などいろいろな部位に対応した「1分ねじれ筋のばし」のなかでもとくに代表的なものを紹介。大腰筋のこわばり解消に効果があり、お尻・おなか・太もものすっきりシェイプアップが期待できます。(左右各1回 1分ずつ)
●効果アップのコツ
(1) 可動域をジワジワ攻める
一気に大きくのばすと体を痛めやすいので、少しずつ行って。1分のばした直後に同じ動作をしてラクにできたら、うまくいった証し。
(2) 1分間のばし続ける
ガチガチにかたくなった関節の狭まった可動域を広げるためには、時間を守ることが必須。最初は長く感じるが、徐々にラクに。
●1:ひざ立ちになって左脚を前に出す
太ももと床が平行になるよう左脚をつき、右脚のすねと甲は床にぴったりとくっつける。両手はひざの上に置く。
<ポイント>
後ろのつま先を曲げない
つま先が立った状態では大腰筋がのびにくくなり、効果が出ない。足の指先までピンとのばし、床に密着させて。
●2:脚を前後に開く
右足首とつま先を後ろにのばし、右太ももを床に近づける。このとき、大きく開くのがつらい人は、左足を体に近づけてもOK。
●3:上半身を反らせる
左ひざに両手をついてひじをのばし、上半身を起こして自然な呼吸を続けながら1分キープ。反対側も(1)〜(3)を同様に行う。
・このまま1分間キープ
・ひざがかかとより前に出ないよう意識
<ポイント>
のばすときに肩をすくめない
肩から背中が縮こまると大腰筋がのびづらくなりがち。両肩は自然に下ろし、視線はまっすぐ前を保つことを意識して。
※妊娠中やその可能性がある方、持病のある方は事前に医師と相談してください。また、試してみて痛みや不調があるときは、すぐ中断してください
本特集のダイエットやエクササイズは読者アンケートを元に編集部で総合的に判断したものを掲載しています