「子どもがカギをあけて外に出てしまう」「換気中に、泥棒に入られないか心配」…。そんな窓の悩みを解消すべく、日刊Sumaiライターは、窓の防犯対策に役立つアイテム「ウインドロックZERO」を設置しました。すると、これが大正解。自宅の安全対策はもちろん、帰省先や旅行先にも使えることに気づきました。その模様をレポート。

子どもがカギをあけて屋外に!試行錯誤してたどり着いたウインドロックZERO

筆者がウインドロックZEROを使い始めたきっかけは、子どもの脱走でした。子どもが2歳前後の頃、もともと窓についているカギや二重ロックを、開錠できるようになってしまったのです。

カギをかけてもあけて外に出てしまうため、窓に両面テープで貼るタイプのストッパーを取りつけました。はじめのうちはしっかり役割を果たしていたものの、結露や温度差で次第に粘着力が弱くなってしまい、気づくとはがれていることも。

そこで、より窓の安全を強化すべくリサーチした結果、ウインドロックZEROにたどり着いたのです。

 

手軽にしっかりロックできて安心

ノムラテックのウインドロックZEROは、ネット通販サイトやホームセンターなどで、1つ320円前後で購入できます。シルバーとブロンズのカラーがありますが、わが家で使用しているのはブロンズです。

 

使い方は簡単。窓のサッシにはめ込み、つまみのようなカギの部分を回して固定させれば、ロック完了。カギを回すと裏側の板が動き、サッシと窓のフレームの間を突っ張らせることで固定させる仕組みになっています。

 

カギは取りはずして、子どもが手に取れないところに保管してしまいます。ウインドロックを取りはずすときは、再びカギをつけて反対に回します。するとロックがゆるみ、取りはずせます。

 

取りつけ簡単、イタズラもしにくい。取りつけてよかったこと

実際にウインドロックZEROを使ってみて、よかったところをまとめました。

 

●工具不要ですぐに取りつけられる

購入して即取りつけ可能。すぐにでも安全対策を強化したかったので、スピーディーに対応できたのはよかったです。

 

●カギがはずせるので、子どもがイタズラしにくい

わが家ではカギをはずし、まとめてしまっています。取りつけてから3年以上たちますが、子どもはいまだにあけ方を知りません。

 

●ロックがゆるんでしまうことがほとんどない

年1回、大掃除のときにしか点検しない箇所もありますが、ロックがゆるんでいることはほとんどありません。ただ、より安全性を高めるために、定期的にカギで締め直すのもいいでしょう。

 

●外からの侵入防止や防犯対策が強化できる

室内からあけられないことはもちろん、外側からの侵入も防いでくれます。備えつけのカギに加えウインドロックZEROで強化しているので、安心感も高まりました。

窓の開閉が頻繁だとやや面倒。使ってみて気になった点

ウインドロックZEROにはいい点がたくさんありますが、少し気になる点もあります。

 

●窓をあけるたびにロックを開錠する必要がある

窓を全開にして掃除がしたいときや、換気をしたいときは、その都度開錠して取りはずさなければなりません。窓をあける頻度が高いと、少し面倒に感じてしまいます。

 

●サッシに日やけの跡がつく

日照時間が長い場所にウインドロックZEROを設置すると、日やけによる変色が起こる可能性があります。気になる場合は、よく日が当たる窓への設置は、避けた方がいいかもしれません。

 

こんな使い方もできる!換気がしやすい工夫や出先の安全対策に

わが家で実践している使い方を紹介します。このひと工夫で、より便利になりました。

 

●換気で窓をあけたい分だけ少しあけて設置

写真のように、窓のフレームから少し離れた位置にウインドロックZEROを設置すると、離れた分の幅しか窓があきません。

 

これは、目の届きにくい部屋や、2階以上の換気におすすめの設置方法です。少しあいた所で窓がストップするので、外部からは侵入防止になり、室内からは転落防止にもなります。

 

●上下のサッシに設置して、より強固に安全対策

ウインドロックZEROは、下だけでなく上のサッシにも設置可能。上下に設置すれば、安全性がより向上します。ただし、形状によっては上のサッシに設置できない場合もあるのでご注意を。

 

●子連れの帰省や旅行でも大活躍!

ウインドロックZEROは、手軽につけはずしできるので、出先での安全対策にも役立ちます。実家や宿泊先で、子どもが窓のカギをあけてしまわないか心配なとき、ウインドロックZEROを携行していけば、サッとロックが可能。帰省中や旅行先での心配事の解消につながります。

防犯だけでなく、手軽に安全対策できるウインドロックZERO。窓の防犯・安全対策方法のひとつとして、参考にしてください。