人のイメージを左右するヘア。トップにふんわりボリュームをもたせたいと思っても、なかなかうまくできなかったりしますよね。今回は、不器用な人でも簡単に使えるというダイソーのアイテムを、美容に詳しいライターの高木沙織さんがレポートしてくれました。

ダイソー「#コテなし簡単 カーラー&グリップ」の感想とおすすめポイント

ヘアスタイルが決まっているかどうか。それは、「トップ」がいかにふんわりと仕上がっているかによって、大きく左右されるのではないでしょうか。

かく言う筆者も、トップにはボリュームが出にくいタイプ。コテを使って根元まで巻き上げようとしても、熱さでビクビク…。カーラーを使ってくせづけしたりすることもあるのですが、すぐにへたってペタンコに。

トップにボリュームがないと、どことなく疲れた印象に見えてしまうので、なんとかしたいのですが、これが難しい…! と、思っていたところ、100円ショップ・ダイソーでこんな商品を発見しました!

●見た目はまるでコテ? 「#コテなし簡単 カーラー&グリップ」

今回試してみたのは、ダイソーで見つけた「#コテなし簡単 カーラー&グリップ」。

「#コテなし簡単 カーラー&グリップ」は、毛先をはさんでクルクルと巻き上げ、ドライヤーの熱を当てるだけで、トップにふんわりとした立体感を出すことができるというヘア小物です。

ピンクの濃淡が可愛らしく、パッと目を惹くこの商品は、コテのようでもあるのですが、じつは熱源のないポリプロピレン素材でできたヘアカーラーとグリップなのです(クリップはABS樹脂製)。

おもな使用用途は、先にお伝えした“トップのボリューム出し”。

これまでにも散々苦戦してきた頭頂部のセットですが、この商品を使うことで一体どう仕上がるのでしょうか。早速、試してみたいと思います。

●使い方は、はさんで巻いてドライヤーを当てるだけ

はじめに、カーラーとグリップをセットしていきます。

髪をはさむクリップの部分を開き、カーラー2個を奥まで差し込んで、カチッと連結。

カーラーの凹部とグリップの凸部が合うように

本体の準備ができたら、髪にくせがつきやすくなるようにスタイリング剤をシュッ。もしくは、霧吹きをして髪を湿らせて、ヘアブラシで丁寧にとかしておきます。

こちらが、before。

なにもしないとトップはペタンコです。どう仕上がるのか楽しみです…!

では、ここからは、パッケージ裏面に掲載された使用方法を参考に、「#コテなし簡単 カーラー&グリップ」を使って髪をセットしていきたいと思います。

まず、前髪を残して、トップの毛を取り分けたら、毛束を顔の前に持ってきてクリップを内側にしてはさみます。

はさむ位置は、毛先から5cmほど上のあたりです。

次は、毛束が外巻きになるように本体を回転させながら、頭頂部までクルクルと巻き上げ。

ポイントは、カーラーのフック部分の根元まで髪を入れ込むことだそう。先端が鍵型にカーブしているため、髪をキャッチしやすく、かつ逃がしにくく、思っていたよりも簡単。ラクラクと巻き上げることができました。

ただし、毛先からきっちりはさもうとすると、毛束がうまく引っかからないので、“5cm上からはさむ”というのももうひとつのポイントになるでしょう。

さて、ここまできたら、もうほぼほぼ完成です。

カーラーがずれないように手で押さえながら、グリップだけ横に引いてスポッと抜き取ります。

最後に、ドライヤーの熱を前と横から(温風10秒、冷風10秒)当て、そのまま15〜20分放置。

●気になる仕上がりは…?トップにボリュームは生まれたのか

忙しい朝は、この待ち時間に、サイドや後ろの髪をセットしたり、メイクをしたりすれば時短にもなりますよね。

それでは、巻き上げた毛束の根元を指で押さえながら、カーラーのフック部分から髪を外していきましょう。万が一、髪が絡んだ場合は、少しずつほぐしながらゆっくりと外していけばOK。

こう見ると、あまりくせがついていないような…?

ところが、この巻いた部分をかき上げるように後ろに持っていって、全体を整えると…。

見てください。立体感が出て、トップがふんわり!

もともとパーマもかかりにくければ、コテで巻いてもすぐにくせが取れてしまう髪質の筆者。年々トップのボリュームを出すのが至難の業になってきていたのですが、この自然な仕上がりには満足です。

スタイリングスプレーをかけて崩れにくくしたところ、いつもは2〜3時間ともたないふんわり感が、半日以上持続。手ぐしでササッとかき上げれば、ほどよくくせが戻ってきます。

「#コテなし簡単 カーラー&グリップ」は、巻き上げさえうまくできれば、ほかにはテクニックいらず。とても簡単に使うことができました。

全体を自然に、ふんわりとアレンジしたい場合は、専用のカーラーを買い足せば、前髪やサイドの髪も同時にセットすることができるそう。ぜひ、お試しあれ!