生きている限り続く「家事」。ここでは、アラフィフの夫婦ふたりで暮らすミニマリストのブロガー・本多めぐさんが、歳を重ねて「やめた家事」について教えてくれました。

 

50代は手づくり料理にこだわるのをやめ、疲れたら家事をしないで寝る

 

そろそろ50代を迎える主婦です。以前より体力も落ち、元々ズボラだという理由もありますが、日々の家事を次第にラクな形にして変えています。歳を取っても家事を続けるために、やめたことをご紹介します。

●手づくり料理にこだわるのをやめた

食事は基本的に手づくりしていました。手づくりは健康によく、節約になるからです。
しかしコロナ禍になり外出が減ると、夫が弁当や惣菜を買ってくるようになりました。おかげで私はラクできますし、普段と違う食事は気分転換にもなります。
「これどこで買ったの?」「本格的な味だね」など、2人の会話もはずみます。

夫がせっかく買ってきてくれるので、ありがたく、市販の弁当や惣菜を楽しむことにしました。

栄養バランスを考えて、野菜やタンパク質を補う工夫はしていますが、しだいに手づくりにこだわらなくなりました。

 

●朝食のおかずは余裕があるときだけ

 

朝食はだんだん手抜きになり、おかずをつくらなくなりました。
たとえば、朝食はいつも「パン・コーヒー・野菜スープ」の3品。余裕があれば、サラダや果物など一品を添えます(写真は余裕がある日で、りんごを添えた朝食です)。

スープづくりが面倒な日は、インスタントスープにお湯を注ぐだけ。
成長期の子どもがいるわけでなく、アラフィフ夫婦2人なのでゆる〜くやっています。

●疲れたら家事をしないで寝る

夕食が遅くなったり疲れているときは、食器を洗わずに寝ることにしました。食器を水につけておき、翌朝洗います。台所を使うのは自分だけなので、汚れていてもだれも困らないのです。
それより夜更かしせず、7時間以上寝ることを優先しています。若いときに比べ、疲れやすいアラフィフにとって睡眠は大事。無理はしないことにしました。

 

●夫の持ち物に手を出すのをやめた

 

以前は、夫の衣類を私が管理していました。しかし、コロナ禍で夫の在宅時間が増えたせいもあり、少しずつ自分で部屋の中を整理してくれるように。それをきっかけに、私はもう夫の部屋の収納には手を出さないことにしました。
夫がいざというときに困らないように、少しずつ家事を任せたいと思っています。

気持ちは若くても、確実に体力は衰えています。家族の手も借りながら、無理なく続けることを目標にしています。同年代の方の参考になれば幸いです。