酒を飲んだ後すぐに車を運転して物損事故を起こし、それを申告せずにその場から離れた元国民民主党県連代表の斉藤孝明県議会議員の議員の辞職願について、栃木県議会は18日、臨時会議を開きそれを許可しました。

臨時会議は、辞職願を提出した元国民民主党県連代表で宇都宮市上三川町選挙区選出の斉藤孝明県議会議員(49)は出席せず、行われました。

議会事務局の職員が「一身上の都合により議員を辞職したい」という斉藤議員の辞職願の内容を読み上げた後、口頭で許可するかどうかが諮られ反対はいなかったため許可されました。

斉藤議員は、今月5日夜、知人と宇都宮市内のバーで酒を飲んだ後に乗用車を運転、日付が変わった6日未明に道路わきの石積みに車を乗り上げ、警察に事故の申告をせずに車を残したまま一度その場から離れました。

およそ1時間後に友人の車で戻り、現場にいた警察官に酒を飲んで運転したことを伝え、問題が発覚した後の1月11日に県議会議長に辞職願を提出していました。

その後、国民民主党を除籍処分となっています。

阿部寿一県議会議長は辞職の許可を決定後「県議会の信頼を揺るがす事態。議員各位は信頼回復に向け自らを厳しく律し、日々の活動に臨んでもらいたい」と述べました。