まん延防止の要請検討 栃木県独自の基準を設定 福田知事臨時会見
新型コロナウイルスの感染が全国的に拡大し、栃木県内でも過去最多となる感染者が確認される中、福田富一知事は18日、臨時の会見を開き国に「まん延防止等重点措置」の適用を要請する際の目安を定めたと発表しました。
栃木県内では去年12月末から17日までにクラスターが15件発生し、また18日の新規感染者が291人で過去最多となるなど急速に感染が拡大しています。
今後、医療提供体制への負荷が高まる可能性を見据え、県は18日、国にまん延防止等重点措置の適用を要請する目安を定めました。
具体的には「病床使用率が35%以上」、「中等症の患者数が20人以上」という数値で、いずれかが目安に達した場合、状況を総合的に見定め、速やかに国への要請を検討するということです。
なお現段階で県版のまん延防止等重点措置は考えていないということですが、これ以上の拡大を防ぐため県民に対し感染リスクが高い場所への外出・移動の自粛や5人以上での会食を避けること、さらに3回目のワクチン接種などの協力を求めました。
一方、1月24日から日光市で予定されている冬季国体については徹底的な感染防止対策を講じた上で開催に向けて準備を進めるとしました。
※参考:17日時点
病床使用率27.1%
中等症者数8人