本格的な受験シーズンの到来です。大学入学共通テストが15日、県内九つの会場を含む全国各地の会場で行われ、受験生たちの冬がスタートしました。

朝8時半ごろ、会場の一つ、宇都宮大学峰キャンパスに緊張した面持ちの受験生たちが次々と入っていきます。初日を迎えた大学入学共通テストはそれまでのセンター試験に代わって去年導入され、2回目の実施。今回は全国でおよそ53万人が試験に臨みました。

県内では八つの大学、合わせて九つのキャンパスで試験が行われ、前回より150人ほど少ない8,526人が志願しました。新型コロナウイルスの新しい変異株オミクロン株の急拡大を受け、試験会場では換気の徹底といった感染防止対策に加え、受験生に対して口頭で体調の確認が取られました。

一方、東京大学前の歩道で受験生など3人が刃物で襲われる事件を受けそれぞれの大学は警戒を強めて試験を実施しました。

15日は地理歴史と公民、国語それに外国語が行われ、県内では英語のリスニングの機材の不具合などによる再開テストが数件あったものの、大きなトラブルはなく終えたということです。

16日は理科と数学が実施され、今月29日と30日には体調不良やコロナ感染の人を対象に追試験が行われます。