新型コロナ感染拡大時の臨時医療施設を公開
新型コロナウイルスの感染が拡大し医療提供体制がひっ迫することに備えて、栃木県では県内5カ所に無症状や軽症の人などを一時的に受け入れる「臨時医療施設」の整備を進めています。
このうち、県央の施設が13日、報道陣に公開されました。
臨時医療施設は新型コロナウイルスの感染が拡大し医療提供体制がひっ迫することに備えて、栃木県が整備を進めています。
無症状や軽症の人などを早い段階で治療し重症化を防ぐもので、県央に1カ所、県南に2カ所、安足に2カ所の合わせて5カ所に100床設置します。
このうち13日は県央の施設が公開されました。
この施設はコンテナホテルを県が借り上げたもので、病床が33床あり医師や看護師が24時間常駐します。
患者が滞在するスペースと医師などの控室があるエリアが分けられていて、患者のいるスペースに「診察室」や中和抗体薬の投与などを行う「処置室」があります。
患者の部屋は1部屋あたりおよそ13平方メートルで、全室ユニットバスや生活に必要なものが備え付けられています。
臨時医療施設は県央と、県南の1施設が1月中の稼働を目指し、そのほかの施設は感染の拡大状況や病床の稼働状況を見ながら判断する方針です。