「県民一家族一旅行」 当面停止で観光地の影響は
新型コロナウイルスの感染者数が急増したこと受け栃木県の福田富一知事は12日、臨時の会見を開き、冬季国体の開催可否の検討や県民一家族一旅行の新たな予約受け付けの当面の間の停止などを発表しました。
県内の街や観光地からは、戸惑いの声があがっています。
栃木県内では12日、去年9月1日以来4か月ぶりに新規感染者が150人を超えるなど感染が急拡大していて、福田知事は会見で「医療体制の負荷も高まり、第6波に入った」と危機感を示しました。
また、福田知事は会見で、県内旅行の需要喚起事業県民一家族一旅行の新たな予約受け付けを今月18日から当面の間、停止すると発表、これを受けて日光市観光協会の福田栄仁事務局長は秋の行楽シーズンから観光客が徐々に戻ってきたこのタイミングで停止になるのは残念だと話しました。
一方で、1月24日から日光市で開かれる冬季国体の開催の可否については各都道府県の選手団が栃木県に入る前の今月20日に判断する意向が示され開催間際での足踏みに地元は不安が続いています。