宇都宮市内で下野新聞社が主催するフォーラムが11日に開かれ、講演した福田富一知事は10月に県内を舞台に開催される国民体育大会について戦略的に遺産を継承していく考えを述べました。

去年は、東京オリンピックパラリンピックが開かれ、今年は10月に県内を舞台に国体と全国障がい者スポーツ大会を控えています。

国体のメイン会場となる新しいスタジアムを備えた総合スポーツゾーンが宇都宮市に完成したことで人口10万人当たりのスポーツ施設の数は栃木県が全国1位となっていて福田知事はスポーツを通じた施策を行う絶好のタイミングと捉えていると説明しました。

そして、国体のレガシーを継承し地域活性化を図るための推進戦略を策定することに強い意欲を示しています。      

具体的には大規模大会やスポーツ合宿の誘致や県内観光資源とスポーツを融合させたスポーツツーリズムの推進などをあげ、栃木県の魅力度アップを図りたいと力を込めました。