全国知事会は12日、国に対し新型コロナウイルスの新しい変異株オミクロン株の詳細情報や地域の実情に応じた対応方針を示すことなどを求める提言をまとめました。

全国でオミクロン株の市中感染が相次ぎ、3つの県に国のまん延防止等重点措置が適用されるなど感染が急速に拡大しています。

全国知事会ではオミクロン株について感染力や重症化のリスクといった詳細な情報を提供すること、地域の実情に応じた陽性者や濃厚接触者の対応方針を示すことを国に求める提言をまとめました。

福田富一知事は経口薬について必要とする患者に速やかに処方できるように量を確保することとオミクロン株の早期特定に向けたスクリーニング検査が地域でできる体制の整備を求めました。

栃木県内で2回目のワクチン接種後に感染するブレークスルー感染が5割程度となっていることを挙げ、イベントの主催者などがワクチン接種証明や陰性証明を確認することで行動制限を緩和するワクチン・検査パッケージの活用方法の見直しを求めています。