新型コロナウイルスの感染者が年末以降急増したことを受け福田富一知事は12日、臨時の会見を開き、13日から県独自の警戒度を1段階引き上げ、レベル2に移行すると発表しました。

福田知事は13日から1月31日まで栃木県独自の警戒度レベルを2に引き上げることを決めました。

県内の新規感染者が人口10万人当たり15人以上、病床使用率が20%を超え、警戒度を判断するこれらの指標がレベル2の範囲に入ったことに加え、感染力の強い新しい変異株オミクロン株の感染が拡大する恐れがあることから「まん延防止等重点措置」に至る前に判断したとしています。

県民に対しては改めて基本的な感染対策や人との接触機会を減らすこと、まん延防止等重点措置区域への移動は極力控えることなどを呼びかけます。

一方、経済活動との両立を図るため、飲食店にはアクリル板の設置や座席の間隔の確保などの対策を改めて要請し、酒類を提供する店舗への時短要請や酒類の提供停止は現段階では行いません。

また、今月24日から日光市で開催が予定されている冬季国体について福田知事は「感染状況を見極めながら選手団がとちぎ入りする前、今月20日には開催可否を判断する」

そのほか、県内旅行の需要喚起事業「県民一家族一旅行」については新たな予約受け付けを18日から当面の間、停止します。

既に予約している分については県外からの旅行者も含め現在のところ利用ができるということです。