今月6日、宇都宮市内で酒を飲んだ後に車を運転して物損事故を起こしたうえ、申告せずにその場から離れたとして国民民主党栃木県連代表の斉藤孝明県議会議員は11日、県議会議長に辞職願を提出し受理されました。

11日午前、宇都宮市上三川町選挙区選出の斉藤孝明県議会議員(49)は県議会議長に辞職願を提出し、所属会派の民主市民クラブに報告した後、記者団の取材に応じました。

捜査関係者や斉藤県議によりますと、今月5日夜、知人と宇都宮市内のバーでウイスキーを3杯ほど飲んだ後に乗用車を運転し、日が変わった午前1時半ごろ宇都宮市関堀町の道路わきの石積みに車を乗り上げ、警察に事故の申告をせずに車を残したまま一度その場から離れました。

およそ1時間後に友人の車で戻り、現場にいた警察官に酒を飲んで運転したことを伝えたということです。

呼気の検査では基準値を超えるアルコールは検出されなかったということです。

斉藤県議の辞職願を受けて県議会は今後、臨時会議を開き辞職の許可についてはかる予定です。

警察は事故を申告せず車を放置したままその場から離れた疑いがあるとして道路交通法違反の疑いで捜査しています。