宇都宮市の中心部では11日、新年の風物詩「初市」が開かれだるまや熊手といった縁起物を買い求める客でにぎわいました。

宇都宮市の初市は毎年1月11日にJR宇都宮駅西口近くの上河原通りで開催され、400年ほど前から続くといわれている恒例行事です。

去年は新型コロナウイルスの感染拡大により、場所を変えたうえで規模を縮小して行われたため、この場所では2年振りの開催で歩行者天国となった400メートルの通りには熊手やだるま、市の郷土品などを扱うおよそ300の露店がずらりと並びました。

新型コロナの影響もあり、露店は例年より50店舗ほど少なく、感染防止対策で売り子の威勢のいい掛け声は聞こえませんでしたが、それでも会場は華やかな雰囲気に包まれました。

あいにくの雨模様となる中、夕方からは家族連れや会社帰りのサラリーマンなど多くの人が訪れ、商売繁盛や家内安全を願う縁起物を次々に手に取っていました。