新型コロナウイルスについて栃木県と宇都宮市は10日、新たに44人の感染を確認したと発表しました。

感染が確認されたのは宇都宮市、鹿沼市、佐野市、足利市、小山市、栃木市、大田原市、那須烏山市、日光市、真岡市、芳賀町、市貝町、高根沢町、上三川町の10歳未満から80代の男女44人です。

栃木県発表が25人、宇都宮市発表が19人です。

宇都宮市内の高校の部活動でこれまでに部員11人、指導者1人の感染が確認され、県内127例目のクラスターに認定されました。

宇都宮市では他県の陽性者との試合での接触やバス移動に伴う密閉空間がクラスター発生の原因だと推定しています。

県内の感染者は累計で1万5,974人となりました。

療養者は353人、このうち自宅療養者は87人、入院調整中は30人、重症はいません。

県が警戒度レベルの判断に使う指標のうち、病床使用率と直近1週間の検査陽性率は9日現在で5段階で上から3番目のレベル2「警戒を強化すべきレベル」となっています。

また、直近1週間の人口10万人あたりの新規感染者数も10日の発表分を受けてレベル2の範囲に入る見通しです。

近県の状況では、埼玉県で292人の感染、茨城県で48人の感染、群馬県で85人の感染を確認しています。