全国高校ラグビー大会は東大阪市の花園ラグビー場で8日、決勝が行われ、初優勝を目指す國學院栃木は東海大大阪仰星と対戦しました。  

栃木県勢として初の決勝の舞台。栃木のラグビーの歴史を塗り替える最終章が始まりました。

栃木市にある学び舎からは生徒や職員などおよそ120人が遠く花園に向けてエールを送りました。

試合は序盤、國學院栃木が4大会ぶり6回目の優勝を狙う東海大大阪仰星を相手に持ち味の固い組織ディフェンスで立ちまわりますが、6分にトライを許します。

さらにリードを広げられ苦しい展開となる中、何度も相手陣内に攻め込むと12分でした。

5メートルライン付近からモールでぐいぐいと押し込みフッカーの吉田がトライ。

5対15の相手リードで後半に入ると、互角の戦いを見せ、ゲームキャプテン田中大誠がキックパス。

選手たちは自分たちの時間を作り大舞台で堂々のプレーを見せます。

しかし、あと一歩のところで、相手の守備を崩せず、逆に5回頂点に立った相手の底力を見せつけられノーサイド。

國學院栃木は5ー36で敗れ、初優勝はなりませんでしたが、激闘を演じた選手たちに惜しみない拍手が贈られました。