国民民主党栃木県連代表の斉藤孝明県議会議員が宇都宮市内で飲酒した後に車を運転して物損事故を起こし、事故を申告せずに現場から立ち去っていたことが分かりました。

捜査関係者などによりますと、宇都宮市上三川町選挙区選出で4期目の斉藤孝明県議(49)は今月6日午前1時半ごろ、宇都宮市関堀町の市道で乗用車を運転し道路わきの石積みに衝突する事故を起こした後、事故を申告せずに車を路上に放置してそのまま現場を離れた疑いがもたれています。

現場は交番の目の前で、放置された車を目撃した通行人が交番の警察官に通報しました。

斉藤議員は数十分後に知人の車で現場に戻り、飲酒検査で基準値以下のアルコールが検出され「酒を飲んで車を運転した」と話したということです。

宇都宮市内で酒を飲み帰宅する途中でした。

警察は事故を申告しなかったなどの疑いで斉藤議員を書類送検する方針です。

斉藤議員はとちぎテレビの取材に対し「支援団体の新春の集いを終えて宇都宮市内のバーで午後8時から10時ごろにかけてウイスキーを2、3杯飲んだ。代行がつかまらずハンドルを握ってしまった。心配した近所の人に車で5キロほど離れた自宅に送ってもらった」と経緯を説明しました。

そのうえで「県議会に正式に報告し、捜査の結果を見ながら責任の取り方を考えたい。飲酒してからわずかな時間で車を運転したことはあってはならない反省している」と話しました。

斉藤議員は2019年9月の県議会の質問戦で交通のマナー向上について県の考えを質していました。