下味冷凍で当日楽チン♪味染みローストチキンのレシピ
ローストチキンは下味冷凍でおいしく時短!
クリスマスのメインディッシュといえば、やっぱりローストチキンですよね。調味料で味付けして冷凍しておく「下味冷凍」を活用すれば、当日は解凍してオーブンやフライパンで焼くだけ。時短で仕上がるので、ゆとりを持ってクリスマスの準備ができますよ♪
「下味冷凍することで肉の繊維が壊れるので、味が染み込みやすくなりやわらかく仕上がります。今回はホリデーレシピとして骨つきもも肉を使用しましたが、鶏むね肉、鶏もも肉、鶏手羽先などでも作れますよ。
特に硬くなりやすい鶏むね肉は、下味冷凍することでしっとりジューシーに。おもてなしにはもちろん、普段のおかずとしても活躍してくれます♪」
材料(1人分)
・骨付き鶏もも肉……1本
・塩……ひとつまみ
a. にんにく(すりおろし)……小さじ1/2杯
a. しょうが(すりおろし)……小さじ1/2杯
a. しょうゆ……大さじ1と1/2杯
a. はちみつ……大さじ1と1/2杯
a. 酒……小さじ2杯
a. オリーブオイル……大さじ1/2杯
「下味冷凍の味付けには、オリーブオイルなどの油を使用するのがポイント。油分で食材がコーティングされ、解凍時にうまみが流出しにくくなります」
ローストチキンの下味冷凍方法
1. 鶏もも肉の下処理をする
鶏肉に余分な脂肪がある場合はハサミで取り除き、皮目から全体的にフォークで穴を開けて塩を振ります。鶏肉を裏返してみて骨と肉の間に切れ目が入っていなければ、骨に沿って包丁で切り込みを入れます。
「皮目に穴を開けたり、骨に沿って切り込みを入れたりするひと工夫で、味が染み込みやすくなります」
2. 調味料を合わせる
(a)の調味料を合わせ、はちみつが溶けるまでしっかり混ぜます。
3. 鶏肉と調味料を保存袋に入れる
下処理した鶏肉を保存袋に入れて調味料を加えたら、袋の上から軽く手でもみ味をなじませます。
4. 保存袋の空気を抜いて冷凍する
空気を抜きながら袋の口を閉じます。
平らに整えた保存袋をアルミトレーの上に置き、冷凍室で保存します。解凍する際は冷蔵庫に移して7~8時間置きましょう。
「味が均一に染み込むよう、冷凍する際は寝かせて保存してください。肉の繊維を壊すため、最低でも1晩は冷凍室に入れてくださいね。
下味冷凍は解凍するときに味が染み込むので、冷蔵室でじっくり解凍させましょう。夜食べる場合は、朝冷蔵室に移しておくといいですよ」
ローストチキンの調理方法
1. 予熱したオーブンでチキンを焼く
オーブンシートを敷いた天板に汁気を切った鶏肉をのせ、200℃に予熱したオーブンで20分ほど焼きます。袋に残った調味料は途中で使用するので、捨てずにとっておきます。
「使用するオーブンによって温度や加熱時間は異なるので、180~200℃の間で様子を見ながら加熱してください」
2. つけ汁を塗りながら焼いてツヤを出す
10分ほど加熱したら余った調味料を鶏肉に塗り、さらに10分加熱します。竹串をさして透明な肉汁が出たら完成です。
「つけ汁を少し塗ることでチキンの表面に照りが出て、仕上がりが良くなります。火力が強いオーブンだと焦げやすくなるので、焦げ付きそうな場合は途中からアルミホイルをかぶせましょう」
フライパンでの焼き方
1. ホイル敷いたフライパンに鶏肉を入れる
フライパンにホイルを敷き、汁気を切った鶏肉を皮目から入れます。
2. ふたをして、弱めの中火で加熱する
ふたをしたら、弱めの中火で約10分加熱します。表面に焼き色が付いたら鶏肉を裏返し、再度ふたをして中に火が通るまで5分ほど焼きます。
「フライパンで焼いたローストチキンは、オーブンで焼いたときと比べて、よりしっとりした食感に仕上がります。フライパン用ホイルを使うことで焦げつきにくくなり、洗い物も減って一石二鳥ですよ」