平和精機工業、75mm三脚の新シリーズを2022年春に発売。Inter BEE 2021でプロトタイプを展示[Inter BEE 2021]
平和精機工業株式会社は、75mm三脚の新シリーズ「HSシリーズ」を2022年春に発売すると発表した。価格は未定。
同シリーズは、RSシリーズの基本コンセプトを継承しながらも、ヘッドをゼロベースで設計し直した新シリーズとなる。どのチルト角度でもカメラがきれいに止まる「完全バランス」機構、ガタ付きを防止しスムーズなカメラワークを追求したドラグ機構など、究極の操作性を実現するとしている。ヘッドは全4種類あり、ミラーレスの最軽量のセットアップから完全バランスを取ることが可能。
■HSシリーズラインナップ(予定)
HS-150/150M
H15/RT30B/SP-2B/RC-30
カウンターバランス範囲:約0.8〜2Kg(重心高55mm)
最大積載重量:約3kg
HS-250/250M
H25/RT30B/SP-2B/RC-30
カウンターバランス範囲:約1.7〜4.5Kg(重心高100mm)
最大積載重量:約5kg
HS-350/350M
H35/RT30B/SP-2B/RC-30 Long plate S
カウンターバランス範囲:約3〜7.5Kg(重心高100mm)
最大積載重量:約8kg
HS-450/450M
H45/RT40B/SP-2B/RC-50 Long plate S
カウンターバランス範囲:約4.5〜10.5Kg(重心高100mm)
最大積載重量:約12kg
同社の無段階式「完全バランス」機能は、どのティルト角度でも確実にカメラが止まるもの。寄りの場面などのように精細さが求められる操作において、バネの跳ね返りに伴うストレスから開放され、意のままに直感的なカメラワークが可能だとしている。
SNAP ON/OFF PLATEでは、スライドプレートをサイドからワンタッチでヘッドに着脱でき、撮影現場で快適かつ素早いセッティングが可能。自立一脚のTH-Mや、小型三脚TH-Xなどと互換性があり、様々な機材へすぐにカメラを載せ替えることができる。
バネの強さがひと目でわかるように、0〜100の数値で締め込み量を表すカウンターバランスメーターを搭載し、現場ごとのセットアップを楽に行うことができるという。
また、完全新規設計のヘッドは、大幅な改良を加えた設計により、経年劣化によるパン・ティルトのガタつきが起きない構造となり、よりスムーズな動き出し、よりきれいな止め際の動作が可能になったとしている。
なお、同75mm三脚の新シリーズのプロトタイプが、2021年11月17日(水)〜19日(金)に幕張メッセで開催される「Inter BEE 2021」の同社ブースにて参考出展される(ホール6/ブースNo.6403)。プロトタイプだが、スペックなどは量産品と同じものとのこと。