iPhoneの使用者が亡くなった時、データを継承できる新機能が登場
「Legacy Contacts(レガシーコンタクト)」イメージ米Appleは、開発者向けにiOS15.2/iPadOSの15.2ベータ2を公開しているが、新機能として家族などが亡くなった場合にデータを引き継げる「Legacy Contacts(レガシーコンタクト)」機能が追加された。本機能は2021年6月7日〜2021年6月11日に開催された世界開発者会議(WWDC21)で概要が発表されていたもので、まずは開発者向けのベータ版で実装されることとなった。iPhoneやiPadのユーザーは、自分のアカウントの「Legacy Contacts」(相続連絡先)として家族や信頼できる人などを指定しておけば、亡くなった場合に指定された人は管理者としてApple IDアカウントや個人情報にアクセス可能となる(iCloudキーチェーンデータやライセンスされたメディアにはアクセス不可)。設定するためには、iPhone・iPadの「設定」からプロフィール、パスワードとセキュリティの順に選択し、新しく追加された「Legacy Contacts(レガシーコンタクト)」に、連絡先を登録しておけば、自分が亡くなった後にデータを引き継いでもらう人を設定できる。また、そのほかにも iOS15.2とiPadOS15.2ベータ2では、「バッテリーの消耗が早くなる」「Health アプリがフリーズする」といった不具合を解消し、「アプリのアクティビティを記録機能」「緊急電話への自動通話機能」「子どもたちを静的コンテンツから守る機能」などが追加されている。iOS & iPadOS 15.2 Beta 2 Release Notes
URL:https://developer.apple.com/documentation/ios-ipados-release-notes/ios-ipados-15_2-release-notes
2021/11/12
URL:https://developer.apple.com/documentation/ios-ipados-release-notes/ios-ipados-15_2-release-notes
2021/11/12