原油高騰で銭湯「本当に苦しい」 広島・福山市
10日に発表された県内のレギュラーガソリンの平均価格は先週と同じ168.2円。
値上がりはいったんおさまりましたが高値が続く原油価格に関係者の苦悩は続いています。
(高橋勇介記者リポート)
「燃料の高騰は庶民の癒しの場にも影響を与えています」
福山市で50年以上続く銭湯遊湯。重油の価格上昇に頭を抱えています。
(銭湯遊湯 山本晃市さん)
「ダメージ大きいですねいままでにないくらいのダメージで本当に苦しいです」
こちらの銭湯ではお湯をわかすボイラーで重油を使っていて冬場の多い時には1日200リットルから300リットル消費します。
新型コロナの影響で客足は減ったままですが、お湯は常に沸かさなければならず、燃料代は去年の1.5倍ほどに増えました。
コストを少しでも減らそうと午後2時から午後11時までの営業時間を2時間減らしました。
(山本さん)
「僕たちもほんとにこれだけあがってこれからどうしようかなというのがこれ以上上がったらどうしようかなというのがほんとに本音ですね、早く収まってほしいなというのはあります」
この銭湯では重油の価格が上がり続けるとさらに営業時間を短くすることも検討するということです。