(古武家朋哉記者)

「東広島市です。10日この柿の木の横を歩くクマの姿がカメラでとらえられました」

映像に映るのは、体長約1.5mのツキノワグマです。

東広島市河内町の住宅の近くに設置されたカメラには、10日未明から朝にかけて3度クマの姿がとらえられていました。

(近くに住む人)

「怖いですねものすごく」

クマは柿の実が好物だといいます。

東広島市によりますと、今年はクマの目撃情報がこれまでに23件あり、去年より3件増えているということです。

(東広島市農林水産課 法専信次郎課長補佐)

「去年最後に目撃情報があったのが10月17日ですので、今年度はちょっと長いかなと。

近年の温暖化でありますとか、山の食べるものがなくなってなかなか冬眠に入るタイミングを逸しているのかな。

なかなか映像におさまることがなかったので、やっぱりもう身近まで近づいているのかなというところをちょっと実感しているところです」

市は、今回クマが現れた周辺の柿を取り除くなどして対策をとっているということです。