初回先頭打者本塁打を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

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大谷の先頭打者本塁打で敵地は静まり返る

エンゼルス 7ー3 マリナーズ(日本時間4日・シアトル)

 エンゼルス大谷翔平投手は3日(日本時間4日)、レギュラーシーズン最終戦となった敵地でのマリナーズ戦で“有終の美”を飾る46号ソロを放った。「1番・DH」でスタメン出場すると、初回にいきなり先頭打者本塁打。11試合ぶりのアーチに米メディアも「なんてレジェンド」と称えた。

 左腕アンダーソンと対峙した大谷。3球目の甘く入ったカットボールを捉えた打球は右翼スタンドへと突き刺さった。11試合ぶりとなる46号ソロ。プレーオフ進出のかかっていたマリナーズに食らわせた先制パンチ。先頭打者本塁打に敵地は静まり返った。

 待望の一発に米メディアからも喝采の声が沸いた。米全国紙「USAトゥデイ」の系列メディア「For The Win」のアンディ・ネスビット記者は「オオタニは彼の信じられないシーズンの最終戦を先頭打者ホームランで始める。なんてレジェンドだ」と絶賛。地元放送局「バリー・スポーツ・ウエスト」の司会者を務めるレポーターのパトリック・オニール氏も「オオタニ! 46号 100打点 MVPを弾丸で!」と伝えた。

 さらに、米メディア「CBSスポーツ」のアナリストのウィル・ミドルブルックス氏もツイッターで「オオタニ! 月へ!」とシャウト。「MLBパイプライン」のサム・ディクストラ記者も「今週の前半:ショウヘイ・オオタニは日曜日に先発しない。日曜日:ショウヘイ・オオタニは先頭打者ホームランを打つ。この男は2021年を静かには終わらない」とツイートした。

 この一発で大谷は、自身初の100打点に到達。投手として130回1/3、156奪三振、打者としては138安打、103得点を記録し、100打点を加えて投打5部門で「100」を超える史上初の「クインタプル100」を達成した。(Full-Count編集部)