プラスヴァンドームの20(メス・父ロードカナロア)

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 今年9月に新たに設立された一口馬主クラブ・愛馬会法人「インゼルサラブレッドクラブ」(クラブ法人「インゼルレーシング」)が10月1日、初年度募集馬の管理調教師並びに募集馬写真をを公開し、先行募集受付を開始した。

 社台グループからの提供馬を中心に、ロードカナロア、ハーツクライ、モーリス、キタサンブラック産駒など、日本国内で人気のある種牡馬の仔がラインナップ。さらに、アイルランドのクールモアスタッドからは米無敗の三冠馬、ジャスティファイ産駒、ディープインパクトの仔で英2000ギニーを制したサクソンウォリアーの仔も取り揃え、バラエティ豊富な顔ぶれとなっている。各馬の管理調教師には、毎年リーディング上位に並ぶトップトレーナーたちが名を連ねており、各調教師がコメントを寄せた。

【関連写真】インゼルサラブレッドクラブ募集馬一覧(預託調教師・募集馬詳細追加公開)

リーディング上位トップトレーナーが勢揃い

(左から)友道康夫調教師・国枝栄調教師・武幸四郎調教師

 全募集馬への各調教師コメントは下記の通り。

No.1 ヴィニーの20(牡)
生産牧場:ノーザンファーム
<池江泰寿調教師コメント>
母は切れる脚があり能力はあったのですが、繊細すぎるところがありました。本馬は初仔ですが馬体も非常に良く、気性面も心配ありませんね。ロードカナロア産駒の良いところが出ており楽しみな馬だと思います。

No.2 チカリータの20(メス)
生産牧場:ノーザンファーム
<小崎憲調教師コメント>
母もうちの厩舎にいましたし、初仔ですので非常に思い入れがあります。本馬は馬体もしっかりとしており、母親似で同じく丈夫さを受け継いでいます。スピードがあるのは間違いなく、大崩れなく堅実に走ってくれる馬で、今後さらに良くなる馬です。

No.3 エレクトラレーンの20(メス)
生産牧場:社台ファーム
<清水久詞調教師コメント>
馬体のバランスが非常に良い馬で、馬格もこの時期としては申し分ないと感じました。気性も落ち着いており大人びていますのでこのままスムーズに騎乗調教に移行できるとみています。血統からもクラシック路線に乗せたいです。

No.4 プラスヴァンドームの20(メス)
生産牧場:社台ファーム
<武幸四郎調教師コメント>
本馬のお兄さんゲーテも管理していますが、牝馬でもありタイプが違いますね。馬体に幅もあり、ロードカナロア産駒らしい、スピードがありそうな良い体型をしています。このまま順調に成長してほしいです。

No.5 スカイダイヤモンズの20(牡)
生産牧場:ノーザンファーム
<友道康夫調教師コメント>
初仔とは思えない好馬体です。筋肉質でボリューム感があり、全体的にも柔らかみを感じました。脚元も丈夫そうですし、距離に問題はないと思いますので、中長距離が活躍の場と見込んでいます。

No.6 スターズアンドクラウズの20(牡)
生産牧場:ノーザンファーム
<鹿戸雄一調教師コメント>
馬体も1歳のこの時期として理想的ですし、なによりリズムよく歩いていたのが印象に残る馬です。ジャスタウェイ産駒でもあり期待していますが、体型からも短い距離よりは、あきらかに中距離をこなせるタイプと思っています。

No.7 エレクトラムの20(メス)
生産牧場:ノーザンファーム
<手塚貴久調教師コメント>
ダイワメジャー産駒らしく、今後さらに馬体の成長が考えられます。仕上がりも早いと思われ、瞬発力はもちろんありますが、どちらかといえばスピードを前面に押し出して、駆け抜けるタイプの馬に育つと感じました。

No.8 ○外オワセイフの20(牡)
生産牧場:Coolmore・Castlehyde Stud
<大久保龍志調教師コメント>
海外の種牡馬で初年度産駒ですので比較が難しいのですが、非常に全体の形が良く、元気な馬というのが目に付きました。馬体も中サイズに育ちそうで、今後調教が始まってからさらに変わる馬だと思います。

No.9 ○外ビウィッチトの20(メス)
生産牧場:Coolmore Stud
<藤原英昭調教師コメント>
新種牡馬サクソンウォリアーの仔で非常に楽しみにしています。牝馬ですがしっかりとした馬体をしていますね。今後どの様に成長していくか、しっかりと見守りたいと思います。

No.10 チリエージェの20(牡)
生産牧場:白井牧場
<松永幹夫調教師コメント>
馬格のある馬ですし、この時期の1歳馬としては緩さもまったくみられません。母系から短距離に実績のある血統ですが、父がハーツクライですし、距離には融通が効くと思います。

No.11 ルーシーブライドの20(牡)
生産牧場:三嶋牧場
新規開業厩舎(美浦)

No.12 ユイフィーユの20(メス)
生産牧場:三嶋牧場
<四位洋文調教師コメント>
非常にシルエットの綺麗な馬です。母の父ディープインパクトから手先の軽さを受け継いでいます。このまま順調に成長して、父譲りのスピード、切れ味をレースで見せてくれるのを楽しみにしています。

No.13 ラヴアンドフェイスの20(メス)
生産牧場:三嶋牧場
<松永幹夫調教師コメント>
5月生まれですが、全体的な成長が手に取るようにわかります。調教が始まればさらに良化すると思われ、競走時にはスピードを前面に押し出しての活躍を期待しています。

No.14 シャブリの20(牡)
生産牧場:桑田牧場
<岡田稲男調教師コメント>
筋肉質でバランスの良い馬です。現時点ではどちらかと言えば父モーリスが出ていますが、牡馬でもあるため、今後さらに成長すると思われます。非常に楽しみな馬ですね。

No.15 ブーケトウショウの20(牡)
生産牧場:杵臼牧場
<須貝尚介調教師コメント>
非常に筋肉質で腹袋もありますが、全体的にバランスが取れた馬ですね。とくに腰部分の筋肉は目を惹きますし、スピードが相当ありそうです。仕上がりも早そうで、2歳夏から秋にかけてのデビューが考えられます。

No.16 ○外ラルクの20(メス)
生産牧場:Kiefers Co.Ltd
<松永幹夫調教師コメント>
思い入れのある母ラルクの初仔で、しかも父がフランケルですのでとても楽しみにしています。このまま順調に育って両親の良い処を受け継いだ走りを見せて欲しいですね。

No.17 フリーティングスピリットの20(牡)
生産牧場:ノーザンファーム
<国枝栄調教師コメント>
品の良い馬でバランスが取れています。利口な性格で馬体も理想的ですし、歩く姿も見栄えがしました。キタサンブラックの産駒なので長距離をイメージされるかもしれませんが、母系からスピードがありますし、万能型に育つでしょう。

No.18 ○外ブラッサムドの20(メス)
生産牧場:Coolmore・Ashford Stud
<池江泰寿調教師コメント>
馬格もありますし、骨量の豊富な馬で、腰部分のボリューム感も目立っています。競走時には理想的な馬体になると思います。父のスピードとスタミナを受け継いでいて楽しみな馬です。

No.19 ○外コンシダレイトの20(牡)
生産牧場:Haras d’Etreham
<友道康夫調教師コメント>
大柄で見栄えのする馬で成長が著しいですね。以前、凱旋門賞でエネイブルを見ましたが本馬は非常に良く似ています。欧州血統でもあり、今後の調教次第ですが中距離くらいから使い出したいと考えています。