エンゼルスの大谷翔平【写真:AP】

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走者なしの9回に申告敬遠、グビザ氏「アンビリバボー」

 米大リーグ、エンゼルス大谷翔平投手は24日(日本時間25日)、本拠地・マリナーズ戦で「2番・指名打者」で先発出場。3回の第2打席では申告敬遠で歩かされ、5回の第3打席、7回の第4打席と四球を選んだ。走者なしの9回の第5打席でも申告敬遠と勝負を避けられ続け、1試合4四球。3試合11四球はメジャータイ記録となったが、地元メディアは最終回の申告敬遠で大谷が浮かべた「スマイル」に注目している。

 エンゼルスタジアムに大ブーイングが鳴り響いた。1点を追う9回一死で迎えた大谷の第5打席だ。

 地元テレビ局「バリー・スポーツ・ウェスト」の実況は「(大谷の再三の四球を)見たくありませんが、ここで四球ならア・リーグ新記録になります」と語ったところで、カウント2-0に。「2-0になってしまったので、彼らは歩かせるのでしょう。アンビリバボー」と解説のマーク・グビザ元投手が嘆いたように、メジャータイ記録の3試合11四球となった。

「皆さん、観衆のフラストレーションが聞こえます。ショウヘイ・オオタニもフラストレーションのこもったスマイルです」

 本塁打を警戒し、全く勝負してもらえない大谷。一塁に向かう際にこぼれた苦笑いに実況は注目していた。(THE ANSWER編集部)