逆転サヨナラ3ランを放ち、チームメイトから水をかけられるパイレーツの筒香嘉智【写真:AP】

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2点を追う9回、場外まで運ぶ劇的な逆転サヨナラ3ラン

 米大リーグ、パイレーツの筒香嘉智内野手が29日(日本時間30日)、本拠地でのカージナルス戦に「6番・右翼」でスタメン出場。9回に場外まで運ぶ逆転サヨナラ3ランを放った。「ヨシ! ツツツギョーーー!」と実況が絶叫する一撃をMLBが動画付きで公開。米記者からは「完全に球を粉砕」「信じられない」などと感嘆が漏れている。

 今、最も頼りになる男が最高の結果を出した。筒香は2点を追う9回1死一、二塁、カージナルスの守護神レイエスの真ん中付近への89マイル(約143キロ)のスライダーを完璧に捉えた。高々と舞い上がった打球はぐんぐん伸び、落ちてこない。右翼のスタンドどころか、球場を飛び出す場外弾となった。

 実況席を「ツツツギョーーー! アンビリーバブル!」と大興奮させたメジャー2年目で自身初のサヨナラ弾。飛距離422フィート(128.6m)の特大弾にツイッター上の米記者も驚きとともに、最敬礼だった。

 地元紙「ピッツバーグ・ポスト・ガゼット」のマイク・パーサク記者は「ヨシ・ツツゴウはサヨナラ3ランを川にぶち込んだ。信じられない」と仰天すれば、米地元スポーツメディア「DKピッツバーグ・スポーツ」のコラムニスト、デヤン・コバチェビッチ氏も「ヨシ・ツツゴウが完全に球を粉砕した」と衝撃的なインパクトに目を見張っているようだ。(THE ANSWER編集部)