新型コロナウイルスワクチンの接種の様子=26日、光州(聯合ニュース)

写真拡大

【ソウル聯合ニュース】韓国政府の中央事故収拾本部の孫映レ(ソン・ヨンレ)社会戦略班長は26日の記者団への説明会で、国内で新型コロナウイルスワクチンの接種ペースが加速し、1日の接種人数が約80万〜100万人またはそれ以上になる見通しだと明らかにした。防疫当局によると、前日の25日には84万2948人が1回目または2回目のワクチン接種を受けた。

 26日には、18歳から49歳の一般人を対象とするワクチン接種が全国で始まった。この年齢層の接種対象者は1516万704人で、前日までに66.9%が予約を済ませた。

 計画通りに接種が進めば、秋夕(中秋節、今年は9月21日)の連休までに全国民の70%に当たる3600万人に対する1回目の接種を終えられると政府は見込んでいる。

 一方、政府は現在のところ、ワクチン接種者に対する追加のインセンティブは検討していない。

 感染防止策「社会的距離の確保」のレベルが最も高い第4段階の地域では午後6時以降の私的な集まりは2人までとなっているが、政府は23日から、飲食店・カフェを利用する集まりでワクチン接種を完了した人がいる場合は4人まで認めた。孫氏は同様のインセンティブをほかに検討しているかどうかについて、「来週までは現行の制度を維持する」と説明した。