おうちごはんの回数が増えたこともあり、ますますかさみがちな食費。抑えるためには予算をきっちり管理して、献立もあれこれ工夫してと、大変そう。でもじつは、食費が安い人ほど楽しみながら、ラクしてトクしているらしい…。そんな達人のテクを公開します!

食べ盛りの男子が2人いても食費月3万5000円!外食費月1万円!




食費節約はラクしてトクする!

かつては、1週間分のおかずのつくりおきや、野菜の冷凍保存をしていたこともあったという、時短節約家のくぅちゃんさん。その頃は、「化石化した食材」が冷凍庫にあふれていたとか。そんなムダを出さないよう実践しているのが、1週間分の献立を決め、必要なものだけを買って使いきること。
「リスト化した得意料理を、曜日ごとの『●●の日』のルーティンに割り振るだけなので、献立決めに悩まず、15分あれば完了します」

また、「時間のムダ=お金のムダ」と考え、1円でも安い店を探し回ることに時間を使ったりはしません。市販の冷凍食品も取り入れ、家族のリクエストにこたえ、ポイ活を楽しむなど、肩の力を抜いて“ラクトク”した結果、夫、長男(12歳)、二男(9歳)の4人家族で食費月3万円台をキープしています。

ルーティン献立と手間なし保存でムダ買い&食品ロスなし!



予算の決め方から献立づくり、買い物まで。くぅちゃんさんの食費節約の流れを見ていきましょう。

●<予算>月4万円以内のざっくり管理。米はふるさと納税、調味料はウエル活で




予算は月4万円以内と決めているだけ。家計簿も店名と合計金額だけメモ。米はふるさと納税の返礼品、調味料はドラッグストア・ウエルシアでTポイントを貯める「ウエル活」を駆使してほぼ0円でまとめ買い。

●<献立決め>曜日ごとに「●●の日」を決めてラクに




週末に1週間分の献立を作成。月曜日は魚料理、火曜日は揚げ物、水曜日は焼く・炒める料理…など、固定のテーマを設定してルーティン化することで、献立決めがスムーズに。

●<買い物&調理>1週間分をまとめ買い。30分で数品だけつくりおき




買い物は日曜日にまとめ買いが基本。帰宅後の30分ほどで、野菜や肉をゆでたり、アレンジしやすい常備菜を2〜3品つくるなど、できる範囲で簡単につくりおきして平日をラクに。

食費を節約するには、とにかくムダをなくすことがいちばん。とはいえ、がんばりすぎて続かず、リバウンドしてしまうのもムダのひとつです。無理せずラクにできる簡単なことから始めてみましょう。節約習慣が自然と身につけば、じわじわと効果が現れるはずです。

<撮影/山川修一 取材・文/ESSE編集部>

●教えてくれた人
【くぅちゃんさん】



自称『時短節約家』。節約主婦としてテレビや雑誌に出演多数。インスタ(@megum.nakano
)はフォロワー10万人超。夫(39歳)、長男(12歳)、二男(9歳)の4人家族