ジャイアンツ傘下3Aサクラメントの山口俊【写真:Getty Images】

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米移籍2年目はジャイアンツ傘下3Aサクラメントでプレー

 ジャイアンツ傘下3Aサクラメントの山口俊投手は3日、自身のインスタグラムを更新し、サクラメントを退団し、日本に帰国することを決断したと表明した。メジャー2年目のシーズン途中で苦渋の決断を下した。

 メジャー移籍2年目の今季、スプリングトレーニング前にDFAとなり、ブルージェイズから事実上の戦力外となった山口。ジャイアンツとスプリット契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として加入したものの、メジャー出場の前提となる40人枠には入れず、その後はメジャー昇格を目指して3Aで登板を続けてきた。

 山口俊は自身のインスタグラムで「この度、山口俊は日本に帰国することを決断しました。夢を追ってメジャーに挑戦しましたが、力及ばずシーズン途中での帰国となります」と帰国を決断したことを報告。「昨シーズンから続く様々な制約や厳しい規制がある中、自分なりに精一杯の努力を続けたことは誇りですし、必ず今後の糧にしなければなりません」とコロナ禍での米生活を振り返った。

 また、「未だにカナダへ入国も出来ずに安らげない環境で頑張っているトロントブルージェイズの仲間達、アリゾナやサクラメントで暖かく迎えてくれたSFジャイアンツのフロントやチームメイトには心から感謝しています」とも綴り、メジャー1年目を過ごしたブルージェイズ、今季加入したジャイアンツへの感謝も示した。

 米球界挑戦前はDeNA、巨人でプレーし、NPBで通算64勝をマークしている山口。今後の去就については「明日からは心機一転、新たなチームとのご縁を探し、期待して下さっていたファンの皆さんに頼もしい姿を見せれるように精進いたします」とし、新たな所属先探しに動いていくとした。(Full-Count編集部)