神奈川県で住み心地のよい街、住みたい街はどこか。大東建託は5月19日、「いい部屋ネット 街の住みここち&住みたい街ランキング2021<神奈川県版>」の調査結果を発表した。調査は3月にネット上で実施し、神奈川県居住の20歳以上の男女1万5,898人から回答を得た。

自治体では横浜市各地区が高評価

現在住んでいる街の満足度を駅名別に聞く「住みここち(駅)ランキング」トップ10では1位が「みなとみらい(みなとみらい線)」、2位以降が「元町・中華街(みなとみらい線)」、「センター北(ブルーライン)」、「中川(ブルーライン)」、「都筑ふれあいの里(グリーンライン)」、「北山田(グリーンライン)」、「桜木町(JR京浜東北線)」、「センター南(ブルーライン)」、「たまプラーザ(東急田園都市線)」、「鵠沼海岸(小田急江ノ島線)」と続いた。

1位の「みなとみらい」は、同調査で初めてランクイン。横浜駅まで2駅、周辺に大規模な商業施設や観光スポットのあるウォーターフロントの街だが、落ち着いていて治安のよい街として高評価を得た。

現在住んでいる街の満足度を自治体別に聞く「住みここち(自治体)ランキング」では、「横浜市都筑区」が3年連続の1位。2位「横浜市西区」、3位「横浜市青葉区」、4位「葉山町」、5位「川崎市中原区」、6位「藤沢市」、7位「横浜市中区」、8位「鎌倉市」、9位「横浜市港北区」、10位「横浜市金沢区」となった。横浜市の自治体がトップ10に6つランクインする結果となり、同市の住みやすさを窺わせた。

では、住みたい街はどこか。「住みたい街(駅)ランキング」トップ3は2年連続で同じで、順に「横浜(JR東海道本線)」(3.5%)、「みなとみらい(みなとみらい線)」(1.8%)、「鎌倉(JR横須賀線)」(1.4%)。4位以降は「海老名(JR相模線)」(0.7%)、「吉祥寺(JR中央線)」(0.7%)と続いた。4位の海老名駅は昨年10位。同調査によると「駅周辺の商業施設が整備され、鉄道も3路線利用できる」と利便性が高く、人気を集めたようだ。

「住みたい街(自治体)ランキング」トップ10は順に「世田谷区」(1.4%)、「鎌倉市」(1.2%)、「横浜中区」(1.1%)、「横浜西区」(1.0%)、「目黒区」(0.7%)、「横浜市西区」(1.0%)、「目黒区」(0.7%)、「藤沢市」(0.7%)、「港区」(0.6%)、「海老名市」(0.5%)、「横浜市青葉区」(0.5%)、「渋谷区」だった。1位の「世田谷区」は都内主要エリアへのアクセスしやすさ、個性的な街や閑静な住宅街を併せ持つ点が評価されたとみられる。