<?php the_title_rss(); ?>

写真拡大 (全3枚)

ドリンクロボットはロボットアームが各ディスペンサーから必要材料を自動で抽出、組み合わせることで、複数種類のドリンクを自動で提供できる。ドリンク1杯あたりの生産時間は30秒。ドリンクを注ぐ直前でグラスの急速冷却を行うため、キンキンに冷えたドリンクグラスで提供できる。同ロボットは店舗スタッフの生産性向上に加え、「省人化による厨房内の密の回避」や、「食品と人との接触機会の低減」を実現するとしている。

テクノロジーによる持続可能な食インフラの創造に取り組むTechMagic株式会社は、飲食店向けにアルコールドリンクを自動で提供するロボットの研究開発を2020年から開始している。現在、原理検証(PoC)が完了。実証実験に向けて調整を進め、2021年下半期にはドリンクロボットを実際の店舗に導入する予定。

●ドリンクロボットの特徴

1.複数のドリンクメニューを1台で提供可能:
これまでビール・ウイスキー・氷などの専用ディスペンサーは存在したが、複数のドリンクメニューを1台で、かつ自動で提供できるものは無かった。ドリンクロボットはロボットアームが各ディスペンサーから必要材料を自動で抽出し、組み合わせることで、複数種類のドリンクを1台で、かつ自動で提供することができる。

2.1杯30秒を実現:
液体が目一杯入ったグラスを移動させる際、高速にグラスを移動させると液体がこぼれてしまうため、移動速度増加による高速化には限界がある。ドリンクロボットは移動中のグラスをあえて傾けることにより、液体がこぼれないようにすることに成功。このことにより、ドリンク1杯あたり30秒での提供が可能。

3.キンキンに冷えたドリンクグラスで提供:
ドリンクロボットはドリンクグラスを供給する機構を備え、ドリンクを注ぐ直前でグラスの急速冷却を行う。紙コップやプラスチックコップではなく冷えたドリンクグラスを使用することで、触感のクオリティを落とすことなく本格的なドリンクを提供できる。

【動画】ドリンクロボットがドリンクを作成する様子:



●飲食店を取り巻く環境について
外食産業の最大のコスト要因は原材料費と人件費であり、この2つのコストで全体の約70%を占めている。新型コロナウイルス以前は慢性的な人手不足の状況があり、飲食店の持続可能性を考える上で労働力の確保は大きな課題と言われてきた。新型コロナウイルス以降には、飲食の場で人との接触機会をなるべく低減したいという新たな要求も生まれてきている。

TechMagicは調理を始めとする店舗内、厨房内の作業を自動化することで、中長期的な人手不足課題の解決と、コロナ禍での人との接触機会の低減ニーズに応えることで、外食産業の持続可能性を高めることに貢献していく。

●TechMagicについて
TechMagicは前Google日本法人名誉会長の村上憲郎をアドバイザーに、「テクノロジーによる持続可能な食インフラを創る」ことをミッションとして、2018年2月に設立。食を取り巻く多くの企業が直面する人手不足を解消し、生産性の高い社会を実現するために、ハードウェアとソフトウェア両方の技術を高度に融合した各種プロダクトの企画、設計、製造、販売、保守を行っている。

【TechMagic株式会社 事業内容】:

1.調理ロボット事業:
厨房内における一連の調理工程をハードウェアとソフトウェア両方の技術を高度に融合して自動化、料理の味やおもてなし品質はそのままに、調理工程に付随する人件費を抑制し店舗生産性を高める。業務軽減でなく、スタッフ一人単位の省人化を既存店舗でも導入可能なコンパクト且つ高効率なプロダクトで開発。顧客の用途に応じ、幅広い調理方法・提供プロセスに対応。大手飲食チェーンへの導入に向け開発を行う。
2.業務ロボット事業:
セントラルキッチンや食品工場等で発生する単純作業を自動化。不定形物を含む食品の定量盛付、積み付け、食品加工、運搬等を最適化されたロボットが担う。これにより、業務軽減と労務費用の削減だけでなく、施設業務全体のスループットを最大化し生産性向上に貢献する。


調理ロボット 関連記事:

アールティの協働ロボット「Foodly」が巻き寿司製造を自動化 鈴茂器工の「海苔巻きロボット」と連携
ロボットを作る側・使う側が共に発展するためには RobiZyリテール・フード部会
ソフトクリームロボット「レイタくん」の全工程を自動化 量産体制を進めて普及を進める コネクテッドロボティクスが発表
【世界初】養老乃瀧がAIロボット酒場をオープン「ゼロ軒めロボ酒場」を体験してきた 省人化と笑顔の演出に QBITが開発
調理ロボット関連記事


(山田 航也)