『ゲド戦記』より
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 映画『ゲド戦記』(2006)が、日本テレビ系「金曜ロードショー」で今夜(9日)よる9時から本編ノーカットで放送される。宮崎吾朗監督の長編アニメーションデビュー作となった本作の豪華声優陣を改めて振り返る。

 原作は、宮崎駿も多大な影響を受けた、アーシュラ・K・ル=グウィンによる同名ファンタジー文学。魔法が存在する世界で次々と異常事態が起こるなか、父王を刺して国を飛び出した王子・アレンは、魔法使いのゲド(通称:ハイタカ)との旅を通し、不思議な少女・テルーと出会う。

 アレンの声を務めた岡田准一は、同作の監督である宮崎吾朗作品の『コクリコ坂から』(2011)で風間俊役の声を担当。テルー役の手嶌葵は劇中挿入歌「テルーの唄」、『コクリコ坂から』の主題歌も担っている。

 クモ役を田中裕子、ウサギ役を香川照之、テナー役を風吹ジュン、ハジア売り役を内藤剛志、女主人役を倍賞美津子、王妃役を夏川結衣、国王役を小林薫、ハイタカ役を菅原文太さんが務めた。

 ちなみに、ほかのスタジオジブリ作品にも出演経験がある人が多く、田中は『もののけ姫』(1997)でエボシ御前役、香川は『コクリコ坂から』で徳丸理事長役、風吹は『コクリコ坂から』で松崎良子役、内藤は『千と千尋の神隠し』(2001)で千尋の父親役と『コクリコ坂から』で小野寺善雄役、小林は『もののけ姫』のジコ坊役と『ギブリーズ episode2』(2002)のトシちゃん役、菅原さんは『千と千尋の神隠し』で釜爺役だった。(編集部・梅山富美子)