西武・盒狂成

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阪神 3 − 3 西武

<オープン戦・甲子園>

 西武の開幕投手に決定している郄橋光成投手(24)が12日、阪神とのオープン戦に先発登板。5回7安打3失点の内容で降板し、自身初となる開幕戦登板へ向け「もう一段階レベルを上げていきたい」とコメントした。

 初回、3番・マルテに左越えソロを浴びると、雨が落ちてきた2回も、先頭の6番・佐藤輝に初球の真っ直ぐを左翼席へ運ばれ2点目を失った。3回は二死満塁のピンチを凌いだものの、4回は先頭打者への四球をきっかけに一死一、三塁のピンチを招き、内野ゴロの間に3点目を失った。

 郄橋は5回84球、7安打3失点、3奪三振3四球の内容で降板。雨が降り続ける難しいコンディションだったが、「雨のなかの登板はシーズン中もあることなので、早い段階で経験できて良かったです。できたこと、できなかったこと、それぞれありますが、ボール自体は悪くないかと思います」と前向きに振り返った。

 オープン戦初登板だった前回4日の日本ハム戦(札幌ドーム)は、5回5安打無失点の好投。この日は課題が残る登板となったが、オリックスとの開幕戦(26日・メットライフ)に向け、「これからはいかにコントロール良く投げたり、球の精度を上げていくか、というのが課題。キャッチボールや投球練習の際にそれをより意識し、もう一段階レベルを上げていきたいです」とコメントした。

 試合は7回途中、降雨コールドにより引き分け。打線は初回、3番・森、4番・山川の連続適時二塁打などで3点を先制したが、2回以降は得点を奪えなかった。