ヤクルト・石川雅規(左)と阪神・能見篤史【写真:荒川祐史】

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五十嵐は今季1軍出場なし、同世代のチームメート石川は19年連続勝利達成

 ヤクルトの五十嵐亮太投手が、今季限りで現役引退することが明らかになった。日米通算905試合を重ねてきた豪腕も、41歳を迎えた今季は1軍登板なし。「松坂世代」の1学年上にあたる同世代は残り4人となった。不惑を過ぎてもなお戦い続けるベテランたちの今季の戦いぶりはどうなっているのだろうか。

○能見篤史(阪神)
28試合1勝0敗3H0S、防御率5.31

 プロ16年目を迎えた左腕は開幕からブルペン陣を支えてきたが、安定感を欠く登板もあり9月11日に登録抹消に。1軍復帰した9月25日のヤクルト戦(神宮)では1回3安打2失点を喫したものの、その後は5試合連続で無失点となっている。

○石原慶幸(広島)
3試合0安打0打点0本塁打、打率.000

 プロ19年目の石原は、8月27日のDeNA戦(横浜)で打者走者として一塁へ全力疾走した際に左足を負傷。翌28日に出場選手登録を抹消され、復帰を目指し現在は3軍に身を置いている。精神的支柱も担う存在なだけに、離脱はチームにとっても痛手になっている。

○細川亨(ロッテ)
9試合0安打0打点0本塁打、打率.000
※1軍出場がないため2軍成績

 プロ19年目の大ベテランは、昨季は31試合に出場したものの今季は開幕から2軍暮らしが続いている。このままシーズンを終えることになれば、西武に入団した2002年のプロ1年目から初めての1軍出場なしとなる。

○石川雅規(ヤクルト)
11試合1勝6敗0S0H、防御率4.55

 五十嵐とは同学年のチームメートで、プロ19年目の今季は開幕投手も務めた。今季10試合目の登板となった9月30日のDeNA戦(横浜)では5回2/3を4安打2失点で今季初勝利。大卒では史上2人目となるプロ1年目から19年連続勝利と球団生え抜き初の40代勝利を達成した。(Full-Count編集部)