Lenovo傘下のMotorola Mobilityは9日(現地時間)、縦折りのフォルダブルスマートフォン(スマホ)「motorola razr」の5Gに対応した新しいモデル「motorola razr 5G(型番:XT2071)」を発表しています。

アメリカでは今秋にBest BuyやB&H Photo、Amazon.com、Motorola.comなどにて発売され、価格はSIMフリーモデルで1,399.99ドル(約149,000円)。またそれ以外の国・地域でも今秋より中国と欧州や南米、中東、アジア太平洋地域の一部で販売されます。

また日本においても投入に向けて準備中となっており、すでに紹介しているように日本向けの認証(いわゆる「技適」)を取得しています。なお、日本における発売時期や価格などの詳細については現時点では未定です。


motorola razr 5Gはmotorola razrと同様に折りたたみ型ケータイ(フィーチャーフォン、いわゆる「ガラケー」)のように縦に折りたたむ形状で、内側にアスペクト比9:21の2つに折り畳めるメインディスプレイ、外側にサブディスプレイを搭載したミッドハイレンジクラスのAndroidスマホで、他社ではサムスン電子製「Galaxy Z Flip」と同じタイプとなります。

メインディスプレイは約6.2インチ876×2142ドットP-OLED(約373ppi)、サブディスプレイは「クイックビューディスプレイ」と名付けられ、タッチ操作に対応したOLED(有機EL)で折りたたんだ状態でもメッセージの閲覧や送信、ビデオ通話などが利用できるほか、ジェスチャーナビゲーションによってカメラや各種アプリを起動できます。


折り畳めむメインディスプレイは折り畳み試験を行っており、20万回の折り畳みに耐えられ、1日100回折り畳んでも5年以上使えるとのこと。また本体は他の同社製品と同様に撥水仕様となっています。本体カラーはPolished GraphiteおよびLiquid Mercury、Blush Goldの3色展開で、サイズは開いた状態で約169.2×72.6×7.9mm、閉じた状態で91.7×72.6×16mm、質量は約192g。

主な仕様はQualcomm製チップセット(SoC)「Snapdragon 765G 5G mobile platform」および8GB内蔵メモリー(RAM)、256GB内蔵ストレージ、2800mAhバッテリー、急速充電(最大15W)、USB Type-C端子、IEEE802.11a/b/g/n/ac準拠(2.4および5.xGHz)、Bluetooth 5.0、NFC Type A/Bなど。外部ストレージスロットや3.5mmイヤホンマイク端子は非搭載。


カメラは外側に像面位相差オートフォーカス(PDAF)やレーザーオートフォーカス(LAF)、光学手ブレ補正(OIS)に対応した1/2.0型の約4800万画素CMOS(1画素0.8μm)/広角レンズ(F1.7、35mm換算で26mm)および奥行き測定用のToFカメラのデュアルアウトカメラ、内側に約2000万画素CMOS/広角レンズのインカメラを搭載し、アウトカメラは4画素を1つにまとめて暗い場所でも明るく撮影できるようになっています。

携帯電話ネットワークはnanoSIMカード(4FF)が1つとeSIMを搭載し、対応周波数帯は5G NR方式がSub-6のn1およびn3、n5、n7、n28、n41、n41 HPUE、n77、n78、n78 HPUE、n79、n79 HPUE、4G LTE方式がBand 1および2、3、4、5、7、8、12、13、17、18、19、20、26、28、34、38、39、40、41、42、46、66、71となっています。











記事執筆:memn0ck


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